昨年12月、約4カ月ぶりに試合に出場したタイガー・ウッズ。そのスイングは新コーチ・クリス・コモの指導のもと、大きな変化を見せていた!石井忍がタイガー・ウッズの新スイングを解説いたします。
解説=石井忍 いしい・しのぶ
1974年生まれ、40歳。ツアープロからコーチの道へと転身し、プロゴルファーやプロの卵、アマチュアへの指導を精力的に行う。10月に指導の拠点となるエースゴルフクラブ(千葉市若葉区)をオープン。千葉県出身。

▲右がタイガーの新コーチ、クリス・コモ。かつて米ゴルフダイジェスト誌の若手ベストコーチに選ばれたことのある37歳で、生物力学の修士号を取得中とのこと。
上半身の軸を右に傾けタテの動きを使いやすく
ふところができて大きな筋肉を使いやすくなった
アドレスを比較すると一目瞭然ですが、新しいタイガーのスイングは、アドレスからフィニッシュまで、上半身を右にやや倒していることが特徴のひとつです。
これまでは故障したヒザなどへの負担を軽くするためか、軸を立て左軸でスイングしていました。これは再現性という点ではメリットがありますが、カラダのタテの動きを使いづらいというデメリットも持ち合わせています。
新しいスイングでは、上半身の軸を傾けたことで、おなかの前にふところができ、大きな筋肉をしっかり使えています。これにより、ヒザへピンポイントに力がかかることがなくなると同時に、切り返したあとに左足の付け根部分が動くようになりました。インパクト前後にカラダの左サイドの「屈曲→回転→伸展」というタテの動きが見られるのは、その効果でしょう。腰の位置をブラすことなく大きな筋肉で振れる、効率のいい動きです。(石井)
2014年12月のタイガー・ウッズのスイング

▲上半身の軸が右に傾いている

▲以前より右へのウエイトシフトが大きく見える

▲ふところが大きくインサイドからたたきやすい

▲左サイドのタテの動きが大きくなった

▲振り抜きもスムーズで抜けがいい
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タイガー・ウッズの新スイング(正面)を連続写真でチェック!
2011年6月のタイガー・ウッズのスイング
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タイガー・ウッズの以前のスイング(正面)を連続写真でチェック!
タイガー・ウッズ Tiger WOODS
1975年12月30日生まれ、39歳。188cm、84kg。かつての絶対王者も昨年は未勝利に終わり、今年は選手生命をかけた戦いになる。カリフォルニア州出身。
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