レッスン


シニアからのドライバー練習法
シニアのドライバー、距離を打ち分ける練習法

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60歳を過ぎてから、飛距離もスコアもぐんぐん伸びた、という高橋健二氏。その秘けつは「ドライバーです!」と言い切る練習法をお届けします!
写真=田中宏幸/協力=あたごグリーンゴルフ



解説=高橋健二 たかはし・けんじ
1948年生まれ。161cm、63kg。企業モノノンフィクションを執筆し、現在は趣味のゴルフが高じて、ゴルフノンフィクションやレッスン記事を執筆中。ゴルフ歴は38年。HC9。熊本県出身。




ドライバーでホールインワン!


今年、生涯4回目のホールインワンを達成。もちろんドライバーでは初めてのこと。東京よみうり15番パー3、194ヤードを、200ヤードを打つ感覚でコンパクトにスイング。芯を食った打球は、強いアゲンストの風の下を抜ける低い弾道で見事にカップイン!




“歳をとると飛距離が落ちる”は克服できる



「歳をとるとドライバーの飛距離が落ちる」。わたしが若いころ、60歳すぎの人たちは口を揃えていいましたが、わたしは「それは不摂生だからじゃない?」と内心思っていました。「オレは違う。毎日1時間歩き、プールに通い、酒も飲まない」と。ところが、それは例外なくわたしにも訪れました。ホームコースの230ヤード地点に立つIPフラッグが遠くなり、そのうち200ヤードも飛ばなくなりました。打ち方やクラブを変えてもダメ。「オレのゴルフも終わったな」。ゴルフが楽しくなくなりかけていました。

 そんなある日、81歳で210ヤードを飛ばすエイジシューターに出会いました。しかも、わたしより小柄な158センチ、55キロ。いったいなぜ?聞いてみると「いろいろしているよ。朝起きたら腕立て伏せ100回、スクワット50回、それから…」。

 次の日から腕立て伏せが日課になりました。最初は15回がやっとでしたが、2週間後にはなんとか30回できるように。なにより感動したのは、1カ月後にドライバーの飛距離が230ヤードフラッグまで届くようになったことです。

 まだやれる!それからわたしの再チャレンジがはじまりました。筋トレ、マネジメント、クラブ選び…。参考にしたのは、若いころからゴルフをたくさんしていたクラチャンやシングルさんではなく、エイジシューターたち。

 働き盛り、死にもの狂いで働いた彼らがゴルフを始めたのは定年を迎えてから。カラダにも生活にも無理なく、できることを楽しみながらゴルフをする彼らのしていることは、わたしのゴルフに対する意識を180度変えてくれました。

 驚くべきことに、今が人生で最もゴルフがうまい。そんなわたしが、日々していることをお教えします。ぜひ楽しみながら、練習してください!


高橋健二氏の練習法

練習1回に300球うち100球がドライバー







練習場についてストレッチを終えたら、いきなりドライバーを打つ。それがナイスショットなら次は3W、その次はAW…。といった具合に、コースを想定して1球ずつ番手を替える。これを5回くらいくり返してから、番手ごとの練習を始める。


▲成田美寿々がやっていると聞き、ペットボトルの上のボールを打つ練習器具を自作。「いろいろやってみるのが楽しいんです」




距離の打ち分け

ドライバーで100ヤード、150ヤードを打てればパーはおのずとやってくる!



ドライバーでのレイアップを身につける



 ドライバーで100球打つといっても、真っすぐ打つ練習は少し。距離を打ち分けたり曲げたりする練習をたくさんします。

 短く握って100ヤード。次に150ヤード、さらに200ヤードと伸ばしていき、最後にフルショット。この練習をするとドライバーで「芯を食ったボール」がつねに打てるようになり、フェアウェイの狭いホールや200ヤード先に池があるホールでも、ドライバーでレイアップできるようになります。

 ドライバーでのレイアップは…

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