浴衣美人と国内最大級の花火大会へ
井上莉花のアイアンのダフリ・トップ防止テク

Rika Inoue
いのうえ・りか――1993年11月24日生まれ。163cm。O型。得意クラブはアイアン。茨城県出身。フリー。


　10歳のとき「友だちがゴルフをはじめると聞き、父の勧めもあってわたしもはじめることにしたんですが、それがいきなりジュニアスクールだったんです」というのがきっかけだった莉花ちゃん。「ゴルフが全然好きになれない」と思いながらも、マジメに通い続けた理由は、練習後に隣の公園の遊具で友人と遊ぶのが楽しかったからだったとか。

　4年続けた中学1年までは「2回くらいしか80台が出なかった」と、プロになるなんて夢のまた夢。ところが、中2でいきなりうまくなり70台が出はじめる。ゴルフはいつ突然うまくなるか、本当にわからないものだ。

　高校は「茨城県の国体強化のために」と新設された岩瀬日本大学高校ゴルフ部に入部。もちろん1年目のゴルフ部には先輩もおらず、部員は1年生ふたりだけ。団体戦にも出られなかった。翌年新入生が入り、4人(2年生ふたり、1年生ふたり)でインターハイの団体戦に出場。なんと、創部2年目で準優勝に輝いた！

　そのころからプロ志向が芽生え、18歳からプロテストを受けるが、今季も不合格。最終テストまで進み、これまでで一番自信があっただけに相当落ち込んでいると思いきや「落ちたけど、今年は自分の長所も弱点もはっきり見えたので、すごく勉強になりました。メンタルもマネジメントもやるべきことがわかった、収穫の多い3日間でしたね」と、前向きな気持ちでQTでの来季ツアー出場権獲得や次のプロテスト合格を目指している。

　そんな彼女の大きな目標は賞金女王だが「強いプロはちょっと近寄りがたい雰囲気があり、それが強さの秘けつみたいに思われているところがありますよね。でも、海外の強いプロはサービス精神旺盛でとても気さく。わたしは社交的で親しみやすい賞金女王になりたいです！」という。そんな強いプロゴルファー像に激しく共感します！





ダフリ・トップ防止は}
「頭」「腰」「左ヒザ」の 一番意識しやすい部分の高さをキープ！



カラダ全体よりも部分的に意識するときちんとキープできる

　わたしの性格は、O型女子の典型「大雑把」。なんでもテキトーなんです（笑）。でも、インパクトは大雑把だとダフリ・トップが出てしまいますから、テキトーではいけませんよね。

　アイアンのダフリ・トップを簡単に防ぐ方法は、前傾角をキープすること。カラダ全体で「起き上がらない」「沈まない」と意識するよりも…