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イ・ボミ連続写真パッティング編

イ・ボミのスイングに習う「パッティングのポイント」

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日本ゴルフ史上歴代最多の賞金を稼ぎだし、悲願の賞金女王に輝いたイ・ボミ。そんな彼女のスイング解析企画の最終回テーマは、パッティング。ゴルフ界の名言「パット・イズ・マネー」がこんなに似合う選手は、新女王イ・ボミをおいてほかにいない!
写真=小林司/取材トーナメント=サマンサタバサレディース


イ・ボミ Lee Bo Mee
1988年8月21日生まれ。158cm。日本ツアー通算15勝。今季は通算7勝。獲得賞金は2億3000万超えという前人未到の記録を達成し、自身初の賞金女王に輝いた。韓国出身、マスターズGC所属。


解説=村口史子 むらぐち・ふみこ
OLからプロへ転身した異色の経歴をもつ。99年には賞金女王を獲得。04年ツアー競技から退くと、近年はトーナメント解説などで活躍中。ブログはameblo.jp/muraguchi-fumiko/


イ・ボミが先生!

安定したパッティングの5つの約束



(1)ヒザは曲げずに真っすぐ立つ



アドレスで両肩と両ヒジ、手元の5カ所で五角形を作る。下半身をしっかり固定したまま、この五角形を崩さずカラダの大きな筋肉を使って振ると、ストロークとインパクトが安定する

(2)下半身を固定し、大きな筋肉で振る



ヒザを深く曲げて構える人がいるが、ヒザは伸ばし気味にしたほうが両ヒザとも位置がズレないし、脚も回らない。下半身をしっかりと固定できるので、カラダがブレない

(3)手元のカタチもキープする



腕の中の五角形同様、手元のカタチもアドレス時にできた角度をキープしながら振る。手首を縦や甲側に折らずにストロークすると、タッチのバラつきが抑えられる

(4)打ちたい方向にフォローを出す



打って終わりではなく、フォローをきちんと出す。フォローでボールを打ち出したい方向にヘッドをきちんと出していくと、方向性がよくなる

(5)ヘッドアップせずに目でボールを追う



打ったボールは頭を上げずに、目線だけ目標に向けてボールを追う。インパクト直後のヘッドアップはフェースの向きが悪くなったり、手元が緩む原因になる


イ・ボミのパッティング


▲アドレスで作った肩から先のカタチは、ストローク中もいっさい変わることがない



▲両ヒザともほとんど曲がっていない。棒立ち気味に立つのは、カラダのブレを防ぐ方法のひとつ











▲距離感は振り幅で出す。大きく振れば速く強くなり、小さく振ればゆっくり弱く打てる











▲インパクト直後も頭はアドレスと同じ位置。位置だけでなく顔の向きも変わっていない









▲打ち出したボールは目だけで追う。顔を上げるのは、ボールがだいぶ先までコロがってから



イ・ボミのパッティング(正面)を連続写真でチェック!


「動く」ではなく「動かさない」で正確性がアップ!



背中の大きな筋肉を使い肩で振る



 パッティングでもっとも大事なことは「フィーリング」。ボールを置く位置や距離感の出し方は人それぞれでOKです。一番しっくりきて、スムーズにストロークできる方法を見つけてください。でも、その中にも「これは絶対」守りたいというお約束があります。

 アマチュアに一番気をつけてほしいのは…

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