美人コーチのスペシャルレッスン
藤井千夏のアイアンのミート率アップテク

写真＝川しまゆうこ／協力＝ゴルフクラブイースタン

Chinatsu Fujii
ふじい・ちなつ／1987年生まれ。162cm。ステップアップツアーを中心に活躍。祖父はプロゴルファーの藤井義将。長崎県出身。飯田通商所属。


　千夏ちゃんの祖父・義将氏は“玄海の荒法師”の異名を取り、ジャンボ尾崎にゴルフを教えた伝説のプロ。千夏ちゃんも祖父からゴルフを教わった。「祖父の教えで今でも守っているのが“頭を残せ”です。首がちぎれるかと思うくらい、逆に回されたのを覚えています（笑）。私はゴルフを始めるのが遅かったけど、祖父のおかげでここまで上達できました」

　この2年間はステップアップツアーを中心に出場。試合に出るなかで考え方が変わったという。「前は飛距離を重視していましたが結果が出なくて…。思い切って方向性を重視したスイングに変えたんです。飛距離が出ないぶん、どこに置けばバーディを獲れるのかを逆算するようになりました。スコアが格段によくなってきたので、この勢いのまま17年は優勝争いにからんでいきたいです」勝負師のDNAを受け継いだ千夏ちゃんなら、優勝をもぎ獲れるはず！ファイト、千夏ちゃん！

バーディを獲るために次にどこに置けばいいのかをいつも考えています







ボールをうまくミートするには

胸を下に向けたままカラダを起こさない

前傾を起こさずにインパクトでアドレスを再現する

　ワッグルの読者のみなさん、初めまして。藤井千夏です。今回は私がアイアンのミート率を上げるコツをレッスンします。

　トップしたり当たりが薄い人は、カラダの起き上がりが原因。ボールを上げようとする人によくありがちな欠点ですね。これを防ぐには、胸を下に向けたまま振る意識をもってください。前傾をキープできるので、手元がアドレスの位置に戻ってきます。インパクトが安定して、ミート率がアップしますよ。また、入射角がダウンブローになり、ボールの真下にヘッドを入れてしっかりととらえられるでしょう。

　スクエアにインパクトすることもミート率を上げるコツです。ダウンスイングで左腕を…