レッスン

男女ツアープロ+敏腕コーチ総勢38人が贈る
上達Hint!飛ばすドライバー
谷原秀人・佐伯三貴・下村真由美

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Hint!16・右手首の角度を保って打つとボールを押せる

トップでできた右手の角度を変えないようにインパクトまで行き、右手を押し込む

ダウンスイングでタメをつくってヘッドを走らせる
 ボクの飛ばしのポイントは、右手首の角度を変えないこと。バックスイングで手首をコックしてトップに行くと、右手のひらが上を向いてクラブを支えるカタチになる。ここで右手首に角度ができますが、この角度をキープしたまま打っています。ダウンスイングで手首がほどけるとヘッドが先に下りてしまいますが、角度をキープすればタメができてヘッドが走ります。また、インパクトからフォローでボールを押し込めるイメージがつくれるので、ボールにひと押し加えられる感じになるんです。左手をうまくターンさせることも大切ですね。

●谷原秀人(たにはら・ひでと)――1978年11月16日生まれ、34歳。178cm、80kg。今季はワンアジアツアーの2試合でトップ10入り。広島県出身。フリー。

Hint!17・トップで右手のひらを上に向けてクラブを支える

トップでは右手のひらにクラブが乗る感じに。ここから右手を真下に下ろすとプレーンに乗る


Hint!18・腰を切ればクラブは自然にタメて下ろせる

腰を切るとヘッドは手元より高い位置にある「タメをきちんとつくった状態」で振り下ろせる

タメをつくるとインパクトでの加速力が上がる
 ダウンスイングでは、手首に角度をつけてタメをほどかず振り下ろしていくと、インパクトでの加速度が上がります。ですが、ドライバーのような長いクラブは遠心力が大きくはたらくので、ヘッドがすぐに落ちてしまいタメがほどけてしまいがちです。

 これを防ぐポイントは、腰を切ること。ためしにトップのカタチをつくったら、腰を大きく切ってみてください。手元が自然に下がりますが、手首の角度は意識しなくてもキープされ、タメをつくった状態でクラブが下りてきますよ。


腰の回転がないと手首が伸びてヘッドがすぐに落ちてしまうので、インパクト前に減速してしまう

●佐伯三貴(さいき・みき)――1984年9月22日生まれ、28歳。163cm。今季は2週連続優勝をはたし、ツアー通算7勝。広島県出身。日立アプライアンス所属。


Hint!19・ボールを押したいならインパクト前まではできるだけ脱力



インパクトの瞬間だけ腕とお腹に力を入れる
 インパクト前に力が入ると動きが固くなるため、肝心なボールを打つ瞬間に力が出せなくなってしまいます。とくに重要なのは腕の力感。上の写真のように、アドレスの時点で腕がブラブラと左右に振れるくらい力を抜いてください。

 ボールを打ちにいく切り返しも×写真のようにリキむのは絶対にNG。力を入れるのはインパクトの瞬間だけでいいのです。このときに腕だけでなく同時にお腹にも力を入れると、ボールを目標に向かって強く押せるので、ぶ厚いインパクトをつくって飛ばせますよ。

●下村真由美(しもむら・まゆみ)――1983年2月3日生まれ、30歳。170cm。ドライバーが得意で方向性のよさが武器。茨城県出身。エスブランド ジャパン所属。


Hint!20・[レッスン用語解説]スイングプレーン
 スイング時に、振ったクラブがつくる道筋のこと。一般的にはアドレス時のシャフトの傾きに沿った面を想定し、インパクト前後でクラブがその面上を動いている状態をオンプレーンという。理論上オンプレーンにあれば、ダフリやトップは出ない。

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