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ジョーダン・スピースの世界一のワザ 解説&レッスン

ジョーダン・スピースに学ぶアプローチテク(3)

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高く上げるアレンジ方法!


右サイドを低く使ってロフトを寝かせる



ヘッドの走りを抑え軸を右に傾けてロフトを増やす



 ピッチ&ランを基本とするスピースも、ボールを上げることはあります。USPGAの厳しいコースセッティングでは、足を使うのがうまくても、ピッチ&ランだけでは対処しきれませんからね。

 しかし、ボールを上げる場合もスイングの基本を変えずに、あくまでピッチ&ランの延長で打つのでとてもシンプルです。下の写真を見てもわかるように、手首をズバッと返してミケルソンのようなロブを打つのではなく、スイング軸を右に傾け、ロフトを増やしてボールをとらえることで高く上げています。

 超高弾道になったり強いスピンはかかりませんが、ヘッドスピードが上がりすぎないので距離のコントロールもしやすい。ヘッドがボールの下をくぐってしまうようなミスも出にくいので、安定感のあるピッチショットといえるでしょう。(小山)

▲ロフトを増やしてボールを上げるのがスピース流。右足をベタ足気味に使って体重を右足に残し、右肩を下げるようにしてアッパー気味の軌道を作る








ピッチショットで高く上げるポイント



やや右足体重で構えるとロフトを寝かせて打てる




アドレスの段階から6対4くらいの右足体重で構えることで、ボールが上がりやすい構えを作る。とくに高い球を打つ場合はフェースを開くが、基本的にはフェースもスタンスもほぼスクエアでOK。


軸を右に傾けると右肩を低く出して振れる




インパクト後はあまり左に体重移動をせず、右ヒザを沈めるくらいの感覚で右サイドを低く保って軸を右に傾ける。右肩の位置を低く保って、ややアッパー気味に振り抜いていこう。


手首を返さずに振るとヘッドが走りすぎない






フィル・ミケルソンのロブショットのように、手首をやわらかく使ってヘッドを走らせるのではなく、あくまでピッチ&ランのときと同様に左手首の角度を保って「五角形」をキープしながら左ヒジを抜く。

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