Hint!45・ヒップターンで振ると股関節を動かす正しい捻転が自然なブローを生み出す
ヒザを軽く曲げたら、頭の位置を変えずにお尻を左右に大きく振る
アドレスと同じく上体を前傾させる。お尻をフリフリしたときと同じ動きをしながら、みぞ落ちを動かしてカラダを回すと股関節が動く
上の動きでクラブを振ると、股関節を動かしながらお尻が回る。この動きに沿ってヘッド軌道は自然なレベルブローになる
お尻のレベルターンがヘッド軌道をレベルブローにする
「ロースピン・高打ち出し」は、打ち込むのもダメ、アッパーブローもダメとなれば、正解はもちろんレベルブローです。この軌道を自然につくり出すためのポイントが“ヒップターン”。読んで字のごとくお尻を回転させる打ち方ですが、このイメージが大切です。
上の写真のように動くと、意識しても動かしにくい股関節が簡単に動いてくれます。股関節の動きに合わせてお尻がレベルに回転するので、これは決してスエーでありません。お尻が回転すると、それに同調してカラダも回るので、カラダ全体を使ったレベルブローで打てます。
股関節を動かした自然なレベルブローのメリット
HSが遅めでスピンが少ないゴルファー
浮力がつかないロースピン球でも高さを大きく上げることで、キャリーを伸ばして飛ばせる
HSは遅めだがスピンが多すぎるゴルファー
バックスピンを抑えた高弾道で飛ばせる。サイドスピンも減らせるので方向性もアップ
HSが速くてスピンが多すぎるゴルファー
バックスピン過多によるフケ上がりを抑え、直進性の高い弾道で大きく飛ばせる
Hint!46・「腰を切る」のイメージはスライス・フックの危険度が増す
腰は関節ではないので、独立して回すことができません。ですから、腰だけを切ろうとすると、カラダ全体まで回りすぎてしまう。左腰が引けたカタチになればカラダが開いてスライス。それを防ごうとして急激に手首を返すとフックが出てしまいます。
右:カラダが開いて「スライスする!」と感じると、腕や手首を返してしまうので左へのミスが出る
左:左腰が引けるとカラダ全体が開くので、フェースが開いたりカット軌道になってしまう
Hint!47・[レッスン用語解説]レベルブロー
インパクトゾーンで、ヘッドを地面と水平に動かしてボールを打つヘッド軌道のこと。実際は水平に動かせないが、ボールを真ヨコから打つ感覚になる。また、ヘッドが下から入り上へ抜けるのを「アッパーブロー」、上から下へ打ち込むのを「ダウンブロー」という。
この記事が気に入ったら
SNSでシェアしましょう!