カラダと腕を同調させて飛ばしたい人は
前傾を崩さず上体のひねりを意識する
ここに取り上げるイ・ボミ選手、堀奈津佳選手のスイングは、クセがなく、とてもオーソドックス。だれもが参考にしてほしい基本を解説しましょう。
最大のポイントは、カラダと腕が同調していること。両ワキが締まっているため、カラダの回転につられて腕が勝手に動いている感じです。だからトップが大きくならず、インパクトでヘッドが戻ってくる。スイングプレーンもきれいです。また、シャフトのねじれが少なくなり、方向性もアップします。
このスイングをするには、アドレス時の上体の前傾角度をフォローまでキープして、振り遅れないようにすることが必要条件です。アマチュアの場合、とくにトップとインパクトで上体が起きて(伸びて)しまうので注意してください。前傾をキープするには、腹筋と背筋をけっこう使いますよ。
ちょっと高度なテクですが、イ・ボミ選手は切り返しから手の位置が下がり、クラブが寝て横から下りてきます。ダウンスイングでカラダが少し沈み、ボールをインサイドからつかまえることで、飛距離と正確性を高めているのです。
イ・ボミ選手のスイング
[正面]
▲カラダのターンで上げる
▲クラブが寝て横から下りる
▲前傾角度を崩さない
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イ・ボミのスイング(正面)を連続写真でチェック!
[後方]
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イ・ボミのスイング(後方)を連続写真でチェック!:
イ・ボミ
1988年8月21日生まれ。158cm、56kg。11年から日本ツアーに参戦し通算7勝。今季は初の賞金女王を目指す。韓国出身。マスターズGC所属。
堀奈津佳選手のスイング
[後方]
▲コックを使ってヘッドを高く上げる
▲見習いたいコンパクトなトップ
▲顔の正面に腕が戻る
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堀奈津佳選手のスイングを連続写真でチェック!
堀奈津佳 ほり・なつか
1992年7月6日生まれ。159cm、50kg。昨年2勝をあげてブレイク。妹の琴音も先日のプロテストに合格した。徳島県出身。サマンサタバサ所属。
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