腰骨の位置を変えずに振り続けるミート力の高いスイング
ベルトのバックルをボールに向けて前傾をキープする
クラブを低くインサイドに引いていく鈴木愛プロのスイングは、変則に見えますがカラダの動きは米ツアーのトップ選手と遜色ありません。
特筆すべきは、腰骨の位置。お尻がアドレスからインパクトまで、前後左右に動かずずっと同じ位置をキープしています。
腰骨の位置をキープすると、前傾もキープできます。前傾がキープできれば、バックスイングはクラブがどこに上がってもOK。ボールとの距離が変わらないので、構えた位置でボールをヒットできますし、鈴木プロの切り返し(7コマ目)を見てもわかるように、前傾した背骨に対してシャフトが垂直になる、オンプレーン上にクラブを振り下ろすことが容易になるのです。
腰骨の位置を変えないコツは、ベルトのバックルを意識すること。骨盤の前傾を強め、バックルをきちんと下に向けて構えてください。スイング中、バックルは腰の回転によってボールよりも左右を向くときもありますが、大事なのはボールより上へ向けないこと。下へ向け続ければ、前傾の起き上がりが防げます。(石井)
連続写真で解説
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鈴木愛のスイング(後方)を連続写真でチェック!
鈴木愛 すずき・あい
1994年5月9日生まれ。155cm。ルーキーイヤーの今季は、日本女子プロ選手権で優勝。国内メジャーが初勝利となった。徳島県出身。フリー。
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