最近はルールギリギリの長さの長尺ドライバーが発売され話題になっているが、カスタムシャフトの世界にもその波が押し寄せている。長尺にすることを前提に開発されたカスタムシャフトは、飛距離を求めるゴルファーの救世主になるか?
グラファイトデザイン
エストリックス
●フレックス/BBX-01~BBX-06(6種類)
●重量/48.5~59.5g
●トルク/5.2~5.7
●税込価格/3万6750円
手元側を太くすることで長尺の振りにくさを解消したビックバットシャフト
シャフト全体がやわらかくしなりますが、手元側を太くすることでねじれすぎるのを抑えて振りやすくしています。また、手元側が太いとヘッドを軽く感じやすいので、振り遅れ感も解消してくれます。(カノマタ)
しなりの特徴

▲動きにクセがなく、シャフト全体が均一にしなる中調子
手元のムダな動きを抑えるビッグバットシャフトは、45インチ感覚でスムーズに振れるので、飛距離だけでなく方向性もアップします。(メーカー担当)
ロッディオ
ロッディオ M
●フレックス/R、SR、S、X
●重量/54~68.5g
●トルク/3.4~5.5
●税込価格/5万2500円
タイミングが取りやすくスイングタイプを選ばない万能型長尺シャフト
手元側に適度なしなり感があって、すごくタイミングが取りやすいですね。長尺でヘッドスピードを上げて、なおかつミート率も上げてくれるシャフトで、スイングタイプやヘッドを選ばないもの特徴です。(カノマタ)
しなりの特徴

▲手元と先端に適度なしなり感があり、中間がしっかりしている
従来の手元が硬くて先が走るタイプの長尺だと、切り返しで間が取れないという人のために、手元の剛性を抑えて振りやすくしました。(メーカー担当)
グラビティー
ワクチンコンポ GR-51k
●フレックス/R3、R2、R、SR、S、SX、X、XX
●重量/44.5~64g
●トルク/4.5~6.0
●税込価格/8万4000円
軽いシャフトを重く感じる振り子バランス設計でミート率がアップ
軽量なのにシャフトが暴れる感じがなく、自然とミート率が上がります。また、シャフト全体がムチのようにしなって球をつかまえてくれるので、ヘッドスピードが遅めの人やスライサーにもピッタリです。(カノマタ)
しなりの特徴

▲シャフト全体のしなり量が大きく、ムチのようにやわらかくしなる
実際の重量は軽いのに重さを感じながら振れる「振り子バランス設計」で、ヘッドスピードアップと安定感を両立しています。(メーカー担当)
ジオテック
無双LD
●フレックス/RR、R、SR、S
●重量/48g
●トルク/4.4
●税込価格/1万7640円
クセのないしなり戻りでヘッドスピードが遅くても振り遅れない
クセのないしなりで、ヘッドがどこにあるかを感じながらタイミングよく振れます。ヘッドスピードが遅めのスインガータイプの人に合いますが、球が上がりすぎず中弾道ボールで飛ばせるのが特徴です。(カノマタ)
しなりの特徴

▲手元と先端はしなりすぎず、中間が大きくゆるやかにしなる
48gの超軽量でヘッドスピードを上げつつ、中間部を広範囲にしならせることで、長尺でも振り遅れにくい設計になっています。(メーカー担当)
マスダゴルフ
マグマックス FSP D-65
●フレックス/S、X、XX
●重量/63~65g
●トルク/3.7~3.8
●税込価格/3万9900円
クセのないしなり戻りでヘッドスピードが遅くても振り遅れない
手元がしっかりしていて、切り返しでタメをつくれるパワーヒッターやスイングテンポの早い人がたたいて飛ばせる長尺です。また、レスポンスがよく操作性が高いのでリストを使ったスイングにも合います。(カノマタ)
しなりの特徴

▲手元の剛性が高く、中間から先端にかけて徐々にしなる
軽くて長いのに弾きが強くてしっかり感のあるシャフトです。強くたたいても打ち負けることなく、吹き上がらない強弾道が打てます。
振り遅れない工夫が満載最新の長尺専用シャフト
長尺には、当たれば飛ぶけど振り遅れたりミート率が落ちるというイメージが、いまだに根強く残っています。しかし、最新の長尺専用シャフトは手元を太くしたり、バランスポイントを変えることで振り遅れを防ぎ、通常レングスと同じように振れるモデルがそろっています。
また、これまでの長尺は先端を走らせて球をつかまえるため、手元を硬くしたモデルが主流でした。しかし、手元が硬いと切り返しでタイミングが取れないという人も多いので、手元にしなり感がありインパクトではしっかりと戻るシャフトが登場するなど、進化と多様化が進んでいます。長尺というだけで敬遠せず、飛距離を伸ばしたい人はぜひトライしてほしいですね。
この記事が気に入ったら
SNSでシェアしましょう!