最新ウエッジ26本のソールをカノマタがチェック！(1)

キーポイントはやさしさで選ぶか、それとも技を使うか

多彩なソールの中から自分のプレースタイルに合うものを選ぼう

　最近のウエッジに多いのが、ひとつのヘッドにたくさんのソールバリエーションがあるモデル。トゥ・ヒールを削ってソールが当たる面積を狭くした「技が使える」モデルから、幅広ソールやハイバンスで「ミスに強い」モデルがあり、さらに両方の要素をバランスよく備えたモデルも増えています。

　また、バリエーションがひとつだけのウエッジも、ソール幅やソール形状によってタイプが分かれています。構えたときの顔の好みだけでなく、自分のアプローチのレベルや練習量、また今後どういうプレーを目指すのかによって、合うソールを選んでください。

キャロウェイ MD3ミルド

ミルドW

[ミスに強い系]
幅広ソールにバンス角がついたやさしさ重視のモデル。構えやすい顔で、フェースを開かずに打ってもソールが滑ってスピンがかかる。

ミルドS

[バランス系]
FP(フェースプログレッション)が大きい開き顔。トゥ・ヒールを削っていないので、スクエアでも開いて構えてもOKなモデル。

ミルドC

[技が使える系]
トゥ・ヒールを削ったローバンスで、フェースを開いて技を使うタイプ。ただし、顔は「W」と同じくスクエアに構えやすいのが特徴。

ナイキ エンゲージウエッジ

スクエア・ソール

[ミスに強い系]
ソールがしっかり地面に当たるので、かなりアバウトに打っても狙った球が打てる。ボールがフェースに乗る感覚があってスピン性能も高い。

トゥスウィープ・ソール

[バランス系]
ソールのヒール側がない独特の形状。フェースを開くと技を使えるし、トゥ側のソールを使うとしっかりバンスが効いてスピンがかかる。

デュアル・ソール

[技が使える系]
ソール幅がかなり狭く、地面の抵抗を感じずにスルッと抜ける。自分で入射角やフェースのコントロールができる人ならどんな球でも打てる。

タイトリスト ボーケイウエッジ SM5

Kグラインド

[ミスに強い系]
顔はボーケイだが、幅広ソールでミスに対する強さが抜群。真っすぐ構えてヘッドをアバウトに入れるだけで、オートマチックに寄せられる。

Fグラインド

[バランス系]
ソール幅は広くないがハイバンス＆フラットソールでミスに強い。ある程度フェースを開いても打てるし、スクエアに構えて打ってもOK。

Mグラインド

[バランス系]
幅広ソールのトゥ・ヒールを大胆に削り落としている。フェースの開閉も自在で、自由に技も使えるが、見た目以上にミスに対して寛容だ。

Sグラインド

[技が使える系]
ローバンスの幅狭ソールで、リーディングエッジがシャープ。狙ったところにヘッドを入れられる人が自在に技を使える、操作性重視モデル。

ピン グライドウエッジ

アイ・ソール

[ミスに強い系]
ソールの真ん中がくぼんだ独特の形状で、とにかくやさしい。ヘッドを上から入れても刺さらないし、フェースを開いてもソールが滑る。

ワイド・ソール

[バランス系]
幅広ソールでバンス角もあり、バンカーでヘッドを鋭角に入れても潜らない。バンカーが苦手な人や打点位置がズレやすい人にオススメ。

スタンダード・ソール

[バランス系]
基本は幅広ソールだが、トゥ・ヒールを落としているので開いてロブショットを打つこともできる。やさしさと操作性を兼ね備えたタイプ。

シン・ソール

[技が使える系]
ソールが当たる面積がとても狭く、フェースをどれだけ開いてもスカッと抜けてスピンがかけられる。上級者に使いこなしてほしいモデルだ。