趣味の話
ゴルフ
今年の夏は、本当にゴルフによく行った。
だから、いかに暑い日が続いたかも身をもって体感した。40度に迫る炎天下で大勢の人がゴルフをしていた。
わたしのゴルフであるが、ドライバーの飛距離が20ヤードほど伸びて220ヤードは飛んでいた。下手だったアプローチも、少しは上達したと思う。人生のなかで、ゴルフがもっとも好調なときだと思う。
もちろん、練習場に足を運ぶ日も多くなった。ゴルフを通しての知人も増えて、いまはプレーすることが楽しい。
釣り
次に釣り。
地元の河川で釣りをするようになった。国内ツアーに帯同していたときには、よく試合会場の近場で糸をたれていたものだが、あらためて地元ではじめてみた。少し足を伸ばして霞ヶ浦にも行く。
まず、本を買っておおざっぱにポイントを定める。釣れない。その場の釣り人に声をかけて、餌や仕掛けをご教授願う。
北海道では、海でウグイが大量に釣れた。これは自分で見つけたポイントだ。わたしの釣りはゴルフほど時間を要しないので、いつでもできる。楽しい。
小説と絵
続いて小説。
といっても、読むのではなく、書く。今年に入って2作完成した。別に3作が創作中である。
ゴルフ小説であるが、書いていてけっこうおもしろい。世の中、だれもが自分の思うようには生きられないわけだが、小説に登場する人物は、わたしの思うように行動する。宝くじに当選させることもできるし、東大に入学させることもできる。
そういう意味では、小説家は最高のぜいたくを満喫している。
さて、この夏に1枚の絵を描いた。何十年ぶりかに筆をとった。
わが家の応接間には、わたしの絵が3点飾ってある。他人に見せても恥ずかしくない程度の出来栄えのもので、20年以上前に描いたものだ。
この夏の作品の出来栄えは?完成にはほど遠い状態であるが、自分で見るのも耐えられない不出来。絵の道具を捨ててしまおうか。
競馬
競馬から離れて15年以上だ。
今年のダービー馬の名前すら知らない。それでも、年末の有馬記念だけは、毎年中山競馬場に足を運んでいる。
馬を見に行くのではなく、人を見に行っている自分に気づく。とにかく若者、女性が増えた。競馬場がきれいになったからだろう。
1日で10万人以上のファンが来る。マスターズより多いことになる。みな、その雰囲気を楽しんでいる。もはや鉄火場とはいえない。
趣味とは
そのほかに、カメラやテニスもやってきたが、いまは熱が冷めた。
ゴルフのハンデは20くらい。釣りは25くらいだろうか。小説や絵は36だろう。それが楽しい。競馬や卓球のハンデはゼロまでいったと自負している。それが楽しくないという現実。
趣味とは、上達が楽しさを生み出すものなのだろう。絶対的能力(技能)ではなく、時間軸に対する上達度が趣味を楽しくする。
いまからでも、なにかはじめることができる。
石川勝美 いしかわ・かつみ
プロゴルファー石川遼の父。ゴルフ界発展のためのさまざまな提言を発信する。ゴルフをはじめ読書、写真、釣り、旅、競馬、家庭菜園など趣味は多彩。著書に『石川家の子育て』など。1956年生まれ。
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