フェースの下めで打つイメージでスピン量の減りすぎを防ぎます
ボールが飛ぶ高さまできちんと上がるからキャリーが伸びる
12年は、ドローヒッターの飛ばし屋女子プロと変わらないくらい飛ぶようになった智恵ちゃん。飛距離アップのヒントになったのは「弾道測定器で測ったら、バックスピン量が少なすぎることに気づいたんです」とのこと。なるほど、近ごろのドライバーは低スピン化が進み、パワーのある男子プロはいいけど、ボクたちみたいな一般アマや女子プロはバックスピン不足でキャリーが落ちることがある。
バックスピン量を増やすコツは「左足に寄せたボールをアッパーブロー、なおかつフェースの下めでヒットするんです」(有村)。早速試したら、いい高さのボールで飛距離が伸びるようになりました。
フェースの上めヒットは、スピン量は減りますがパワーがないと高さが出ません(×)。そこで、ボールを左足に寄せてアッパーブローでヒット。フェースの下めに当てるイメージで打つと、スピン量が増えてキャリーが伸びますよ(○)。
●有村智恵(ありむら・ちえ)――1987年11月22日生まれ、25歳。159cm。12年は日本女子プロ選手権など計3勝をあげ、賞金ランキング2位に躍進。熊本県出身。日本ヒューレット・パッカード所属。
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