Hint!5・右足体重のまま打つと飛ぶ弾道になる
インパクトでは体重が多少左足に移るのはOK。アドレス時以上に右足体重になるのはダメ
●宮本勝昌(みやもと・かつまさ)――1972年8月28日生まれ、40歳。174cm、76kg。今季は節目となる通算10勝目を狙う。静岡県出身。ハートンホテル所属。
Hint!6・6:4の右足体重で立つと軸が安定する
右足6に対し左足4の割合でアドレス。右太モモの内側でカラダを支える
アドレス時の体重配分のままインパクト
飛ばしにはウエイトシフトが必要ですが、アマチュアはバックスイングで右足に体重が乗らない人が多いのでシフトできません。そんな人はアドレスで右足に体重を乗せておく。割合の目安は6:4の右足体重。右太モモの内側で体重を受け止め、この状態をインパクトまで保ちます。多少体重が左足に移るのはOKですが、アドレス以上に右足体重になるのはNG。打ってから左足に体重移動する感じで十分です。このとき左太モモ内側で体重を受け止めると、カラダがスムーズに回ります。
Hint!7・打ったあと左足内側に体重を移すとカラダが回る
インパクト後に左足へ体重移動。左太モモ内側で体重を支える意識をもつとカラダが回りやすい
Hint!8・「ややオープンスタンス」&「左ツマ先を開く」が安定したフェードで飛ばすコツ
右上:スタンスと左ツマ先を少し開くと、カラダをスムーズに回せるので、つかまりすぎやヒッカケを防げる
下:インパクト後までしっかりカラダを回し続けるのが、フェードのポイント
カラダの回転が止まりにくい構えをつくる
安定感の高いフェードボールで飛ばすコツは、アドレスにあります。スタンスの向きは目標よりも少し左を向ける「ややオープン」。そして左ツマ先も少し開いてください。こうすると、カラダの回転を止めずに振り続けられるので、ボールに軽いフェード(右)回転をかけるインパクトができます。
ボールの打ち出しは左になりますが、もともと少し左を向いているので大丈夫。フェードすると、ちょうど目標へ向かっていく球筋になりますよ。
●有村智恵(ありむら・ちえ)――1987年11月22日生まれ、25歳。159cm。12年ツアー3勝。今季は米女子ツアーに参戦。熊本県出身。日本ヒューレット・パッカード所属。
Hint!9・「フェードが安全」のホールが多い
右に大きな木があるが、左の林に打ちこむと大たたき。こういう「フェードで右サイドなら安全」なレイアウトのほうが多い
「右サイドOK」が多いからフェードのほうが飛ばせる
飛距離はドローボールのほうが出ますが、ミスして左へ飛んでしまうと大ケガになりやすいのです。それよりも安全なフェードのほうが「平均飛距離」は格段に伸びます。
また、わたしの経験からいうと、ホールは右サイドが安全で左サイドがNGになっているレイアウトのほうが断然多いと思います。
フェードは右に曲がりすぎてもペナルティになったり、大たたきにならない安全な球筋なのです。
Hint!11・[レッスン用語解説]ウエイトシフト
スイング中に体重を左右に移動させること。体重をテークバックからバックスイングでは右サイドへ、切り返し以降は一気に左サイドへシフトする。効率よく大きなウエイトシフトができるほど、ボールを飛ばすことができる。
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