パッティングの最大の課題のひとつはプロでも悩むプレッシャー。しびれるパットでもしっかり打てるプレッシャーの克服法を教えます。
写真=田中宏幸/協力=サザンヤードカントリークラブ
レッスン=小暮博則 こぐれ・ひろのり
1972年11月27日生まれ。実戦を想定した合理的なレッスンが人気。スタック&チルト公認インストラクター。PGAティーチングプロ。PFGA赤坂ゴルフスタジオ代表。慈恵医大ゴルフ部コーチ。埼玉県出身。
結果を意識しないことがプレッシャー克服の第一歩!
ゴルファーは未来に起こる結果と戦っている
プレッシャーがかかるパッティングは、ゴルファーなら誰にでも経験があるでしょう。プレッシャーの原因は「ここでバーディを獲りたい」といった欲望、「こんな短いパットを外したくない」といった不安によるものがあります。このふたつに共通するのは、これから起こるであろう、結果と戦ってしまっていることです。
自分の意識が、まだ見ぬ未来の結果に向かうと、焦りや緊張といったプレッシャーをヒリヒリと感じてしまい、結果的にパフォーマンスが大きく下がってしまいます。
結果が気にならないゴルファーはいませんが、問題なのは、これからやるべきことが整理できていないことです。傾斜や芝目などの情報で混乱していたり、結果や周囲のことなどに気をとられて集中できていないと、肝心のプレーがおろそかになってしまいます。
したがって、プレッシャーを克服する基本は結果にとらわれないように、意識を未来ではなく現在にフォーカスして、やるべきことに集中することなのです。
Q.なぜプレッシャーを感じるのか?
<プレッシャーの2大原因>
不安・焦り
・これを外したらダボ・トリプルになる
・短いパットを外したくない
・思ったよりも切れるラインかも
・100オーバーしてしまいそう
欲望・願望
・バーディ・パーを獲りたい
・やさしいラインなので入れたい
・ロングパットをOKに寄せたい
・90切りしたい
A.プレーする前から結果にとらわれすぎるから。プレッシャーを感じるとパフォーマンスが低下する
プレッシャー克服の鉄則
やるべきことを明確にして、それに集中する!

○ルーティンを守ればやるべきことが整理しやすい

×集中できていないとルーティンもバラバラになる
意図的に集中状態を作る
プレッシャーに打ち克つには、やるべきことを明確にして、プレーだけに集中することが大切です。しかし、コースでは集中を削ぐような出来事がいろいろと起こりがち。意図的に集中できる状態を作ることが必要になります。
ゴルファーの精神は繊細なものです。同伴プレーヤーのミスであっても、短いパットを外したりすると、それが自分にも心のダメージとして蓄積されます。重要なのは、打つときには…
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