「アイアンはダウンブローに打て」というけれど、結果はダフリばかり……。「今のクラブは、打ち込まずともボールが上がります。打ち込む意識を捨てて、ターフを薄く長く取っていく『現代版ダウンブロー』をマスターすることが、上達の出発点ですよ!」と田島創志はいう。目からウロコのアイアンレッスンをお届けします。
構成=三代崇/写真=田中宏幸/協力=ゴルフ倶楽部成田ハイツリー(千葉県)
解説=田島創志 たじま・そうし
1976年9月25日生まれ。日大ゴルフ部を経て2000年プロ入り。03年の久光製薬KBCオーガスタ優勝。現在はトーナメント出場の一方でアマチュアレッスンにも精力的に取り組んでいる。群馬県出身。ニドムクラシックコース所属。
[現代版]ダウンブローはこれだ!
バンスでボールの先の芝をこするイメージ
最近のアイアンは低重心に作られていて、昔ほど上から打ち込まなくてもボールが上がりやすくなっています。とはいえアイアンの基本は、インパクトでハンドファーストのカタチを作れるダウンブローにあり、ターフを取る意識をもつことが重要です。
そのためには、ソールのバンスと呼ばれる部分を使うことが重要なポイントになります。アイアンのバンスはサンドウエッジほどありませんが、このバンスの滑りを利用して打つと、ヘッドが地面に刺さるなどのミスが減りつつ、きれいなターフが取れてきますよ。

▲バンスを使うとダフらずにターフが薄く長く取れる

▲ソールのやや出っぱった部分がバンスだ。ここを使って打つ意識をもとう

▲ボールの先の芝を薄く長く取れるスイングを目指そう
フェースの刃を使ってターフを取るのは間違いだ!
「ターフを取る」と聞くとリーディングエッジと呼ばれるフェースの刃の部分を使って、カミソリのように芝を削り取るイメージをもつ人が多い。しかし、フェースの刃から入れて打とうとすればするほど…
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