アマチュアのほとんどが、アイアンショットでおかしているミスがインパクトでの"ハンドアップ"。その原因と簡単な解決法を中井学に教わった!
写真=前田俊二/協力=東宝調布スポーツパーク
解説=中井学 なかい・がく
1972年生まれ。高校卒業後にアメリカにゴルフ留学し、2003年に帰国後はコーチとして活躍。昨年PGAプロテストに合格し、今年はプレーヤーとしてトーナメントにも挑戦する。大阪府出身。
スライス、トップ、ダフリの原因はコレ!
インパクトの手元、浮いていませんか?
構えが悪いとインパクトで手元が浮きやすい
飛距離が出ない、スライスする、そんなアマチュアの問題点の多くは、インパクト時の手元の位置にあると中井学は言う。
「アマチュアゴルファーは、インパクトでアドレス時よりも手元が浮き上がってしまう人が非常に多いんです。これは百害あって一利なしですよ」
実際には、シャフトがしなって若干のトゥダウンが起こるため、プロでもほんの少し手元が高くなるが、それもごくわずか。アドレスとインパクトのハンドアップが6度未満に収まるのが適正だという(今回は、新たにハンドアップが計測可能になったエプソンのエム・トレーサーで計測)。
「インパクトで手元が浮いてしまう人の多くは、アドレスに問題を抱えています。ひとつめのパターンは、ハンドダウンに構えすぎて、それを持ち上げながら打つケースです。もうひとつは、ボールの近くに立ちすぎてカカト体重になり、ダウンスイングで上体が浮き上がってしまうタイプ。まずはアドレスを見直してみてください」
エプソン「エム・トレーサー」で解析!
ハンドアップの度合いの検証に使ったのは、話題のスイング解析機「エム・トレーサー」。シャフトのグリップ部分に装着してスイングするだけで、スイング軌道やインパクトの状態などさまざまなデータを計測できる。タブレットやスマートフォンでデータの保存、閲覧が可能。4月にアプリがバージョンアップ。ハンドアップ解析やスイングの診断機能が加わった。
オープン価格(編集部調べ3万4800円+税)
○アドレスとインパクトのハンドアップが6度未満

▲手元を低く保ち、アドレス時とインパクト時のハンドアップが6度未満でインパクトするのが理想
×アドレスよりも7度以上浮いてインパクト

▲インパクトで手元が浮き上がり、アドレス時よりも7度以上アップライトに当たってしまう。アマチュアの多くがこれでミスを引き起こしている
そのまま打ったら当たらない
手元が浮く元凶はアドレスにあり!
手元が浮くパターン(1)
ハンドダウンすぎる構え
低く構えて浮かせて当てる

▲「どっしり」構えようとしすぎてヒザと腰を落とした結果、ハンドダウンが過剰になり、カラダが動きにくくなる。そのため…
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