アマチュアケーススタディ
タメようとする動きが手元を浮かせていた!
アマチュア=長岡努さんの場合
49歳。ベストスコア85。とくにドライバーがスライスするのが悩み
意識的にタメをつくろうとするとリキみにつながる
こすり球のスライスが悩みだというアマチュアの長岡努さんも、インパクトで手元が浮くタイプ。エム・トレーサーで計測したところ、9.4度もハンドアップになっていた。この悪癖、どうすれば直るのだろうか。
「長岡さんは、ダウンスイングで右ヒジを絞り込む動きが元凶ですね。タメをつくろうという意識の表れでしょうか」(中井)
「はい、タメたいという意識はありました。そのほうが飛ぶと教わったので……」(長岡)
中井によれば、タメる意識がリキみを生み、クラブを引き下ろす動きとなって、手元を浮かせているという。
「手首を使わないノーコックに近い感覚でスイングしてみてください。右足はインパクトまでベタ足で振る意識をもって、フォローではヒジを伸ばしてください。これでずいぶん変わるはずですよ」(中井)
レッスン後に再計測してみると5.4度まで改善。つかまった球が打てるようになっていた!
Before
9.4度ハンドアップでこすりスライス連発
カット軌道でフェースが開いて当たり、弱々しいスライスが出る。インパクトではアドレスよりも10度近くハンドアップになっていた。
修正点(1)
右ヒジの絞りを抑えて下ろす
ダウンスイングで意図的にタメをつくろうとする動きがリキみを生み、手元の浮き上がりにつながっていた。ノーコックくらいの意識で、少しヘッドを遠回りさせるくらいのほうがリキみにくく手元も浮きにくい。
修正点(2)
右足をベタ足でインパクト
ダウンスイングで右ヒザが前に出ると、クラブを下ろすスペースがなくなり、手元が浮きやすい。インパクトまでは右足をベタ足のまま振る意識をもつことで、クラブをインサイドから下ろしやすくなり、手元を低く保てる。
修正点(3)
ヒジを伸ばして振り抜いていく
インパクトからフォローまで左ヒジを伸ばしたまま振る意識をもつこと。クラブを引っ張り込んでアウトサイド・イン軌道になるのを防ぎ、ヘッドを走らせて球をつかまえることができる
After
あっという間に4度も上方修正!
過度なアウトサイド・イン軌道が修正されインパクトでの手元の浮き上がり方が弱まったことで、ハンドアップは5.4度にまで減った。
スイングもキレイになった!
修正前よりも右ヒザの位置が下がり、前傾姿勢も深いまま球をとらえられるようになったことで、手元の位置を低く保てている。
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