つねに80台のスコアで回れるようになった人は、大叩きしない。特別、不得意なクラブがあるわけでもないし、ショットの安定感もなかなか。なのに「いつも70台は出ない!」と嘆く人は、短期間で何をやれば80の壁を破れるのか?プロコーチの森守洋は「正しいリリースをマスターすればショットの精度がさらにアップ!一気に70台に突入です」という。リリースのメカニズムをもう一度、学習しよう。
写真=相田克己/協力=トータルゴルフフィットネス
レッスン=森守洋 もり・もりひろ
1977年生まれ。1995年に渡米し、サンディエゴにて4年間ゴルフを学ぶ。帰国後、陳清波プロに師事。多くのアマチュアをレッスンする一方で、原江里菜らのコーチも務める。静岡県出身。東京ゴルフスタジオ主宰。
80切りの決め手は「パーフェクトリリース」にアリ!

▲正しいリリースの効用はフェースターンが自動的に行なわれること!

▲左手の親指と、小指側の3本をグリップから離してみよう。グリップエンド側を手のひらの膨らみの部分で引っかけて、人差し指でしっかり支えるように持てればOK

▲フォローでクラブが跳ね上がるだけで肝心のフェースターンができていない
リリースを和訳すると「解放」だが、その言葉を鵜呑みにするのはNG!「解放」ならば、ダウンスイングでタメを作ってクラブを振り下ろし、インパクトからフォローにかけてクラブを持ち上げるように振り抜けばいい、と思いがちだが、結果、インパクトで手首が折れて当たりが薄くなってしまう。「80台で回れる人も、正しいリリースができていない人が案外多いです」と森コーチ。フォローで左手のひらの膨らみの部分と人差し指だけでクラブを持とうとすると、クラブが簡単に落ちてしまう。80切りの一番の課題は、完全なるリリースをマスターすること。これでドライバーからパターまで、ショットの精度が劇的にアップする!
目指せ!70台のポイント
正しいリリースは釣りのキャスティングのイメージだ!
「トーナメントで活躍中のトッププロが行なっているリリースこそが本物です」と森コーチ。それはどんな動きなのかを覚えよう。
クラブを解放したらフォローでクラブを跳ね上げない
リリースとはダウンスイングで遅れて下りてきたヘッドを加速させて、タメを一気に解放する動きを指します。ここで注意してほしいのは、フォローでクラブを跳ね上げないようにすることです。
リリースを釣りのキャスティングにたとえると、理解しやすいでしょう。その動きが左手のリリースの基本となります。一方の右手は…
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