ティショットを刻むか刻まないか?アベレージはその選択でスコアを崩しているケースが多い。正しい判断の仕方、お教えします!
構成=鶴原弘高/写真=小林司/協力=東京五日市カントリー倶楽部
レッスン=植村啓太 うえむら・けいた
1977年生まれ。東京・代官山のレッスンスタジオ「K'sアイランド ゴルフ アカデミー」を主宰。スイング理論のみならず、コース戦略の指導でもプロから信頼を得るツアープロコーチとして活躍中。現在はインストラクターの育成やゴルフ関連事業のプロデュースも手掛けている。
番手の距離とミスの範囲をホールレイアウトに重ねよう
東京五日市カントリー倶楽部
南コースN0.9
ハザードが待ち受ける豪快な打ち下ろし
高低差の大きい打ち下ろしのホール。フォローの風が吹けば、ドライバーでワンオンも狙えるが、左サイドには大きな池があり、グリーン周りにはバンカーが待ち構えている。
フェアウェイが広くなっている池の手前のエリアに刻むのが、大叩きを防止する正しい選択だ。
遠くへ飛ばすよりも優先すべきなのは2打目の打ちやすさ
100を打ってしまうアマチュアは、パー4やパー5のティグラウンドでやみくもにドライバーを手にしがちですが、それは大きな間違い!ホールレイアウトや状況によっては、フェアウェイウッドやアイアンでティショットを打つことが最良の選択となることが多くあります。
ティグラウンドに立ったら、そのホールをしっかりと観察して、絶対に打ってはいけないエリアがどこにあるのか、どの番手でどのエリアを狙えば安全なのかを判断する習慣をつけましょう。オススメしたいのは、自分の番手ごとの距離とミスの範囲をホールレイアウトに重ねるように考えること(下のコース図を参照)。そうすると、おのずとティショットで狙うべきエリアと使う番手が決まります。
ティショットというのは、できるだけ飛ばしてグリーンに近づけるためのショットではありません。2打目が打ちやすいエリアまで、ボールを運ぶためのショットなのです。
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