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極上フェード!完全マスターレッスン
フェードってどんな球?

2016/8/12 21:00

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フェードの最大の特徴は、抜群の安定感と正確性。それに加えプロのように飛距離も出せる“極上”の球筋にするための技術を真のフェードをトッププロに指導する阿河コーチがレッスンします!
写真=小林司、前田俊二、中野義昌/協力=井山ゴルフ練習場


阿河徹 あが・とおる
1976年生まれ。大学在学中に渡米してゴルフ理論を学び、帰国後は内藤雄士コーチのチーフインストラクターを務めた。現在は独立し、谷原秀人や藤本佳則などのコーチを務め、井山ゴルフ練習場(東京都世田谷区)でアマチュアも指導中。


フェードってどんな球?

少し左に打ち出して真っすぐ飛んで落ち際に右に曲がる





目標よりほんの少し左に打ち出し、直線的に飛んで最後に少し右に曲がるのが極上フェード。直進力が高く、飛距離が出る。スライスは大きく左、もしくは右にプッシュ気味に出て、大きく右に曲がる球なので距離が出ない。


本物のフェードは“ヘッドを走らせないドロー”と思ってください



 スライスとフェードのいちばんの差は、球がつかまっているかどうかにあります。わずかに左に打ち出して直線的に飛び、落ち際に少し右に曲がるのが真のフェード。打ち出しから大きく弧を描いて右に曲がるスライスとは別物です。

 データ上で見ると、フェードもスライスもスイング軌道はアウトサイド・イン。しかし、軌道とフェースの向きの合成角はよりシビアで、1~2度程度のオープンに収まるのがフェード、5度を超えてくるとスライスになります。

 フェードのスイング軌道は、データ的には2~3度程度のアウトサイド・インですが、感覚的にはかなりインサイドから球をとらえており、ドローと大きな差はありません。ドローの感覚でスイングしながらヘッドをあまり走らせず、フェースの開閉を抑えて球をとらえることでコントロール性を高めたのが、極上フェードといえるでしょう。




ポイント①

軌道はわずかにアウトサイド・イン



スイング軌道はアウトサイド・インだが、その度合いはごくわずか。もともとスライスを打っていた人にとっては、インサイドから下ろすくらいの感覚が必要。


ポイント②

打ち出し方向は目標より左



ごくわずかなアウトサイド・イン軌道で球をとらえるフェードの場合、打ち出し方向はアライメントの向きよりもわずかに左になる。


ポイント③

フェースの開閉量が少なめ



フェードはドローと比べて、フェースの開閉量が少ない。インパクト時の誤差が小さいため、ボールをコントロールしやすく、安定性が高いのが最大の特徴。

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