1打目の重みが大きいパー3のティショット。ホールを3つに区切って考える「3車線理論」なら、グリーンをとらえる確率が上がるだけでなく、ピンそばにつけることも可能になるぞ!
写真=田中宏幸/取材コース=武蔵丘ゴルフコース
レッスン=永井延宏 ながい・のぶひろ
1969年生まれ。アメリカ、オーストラリアで最先端理論を修得し、国内外を問わず精力的にレッスン活動を展開。独自のティーチング理論は、高い評価を受けている。埼玉県出身。
グリーンとティグラウンドを3つに区切って考える
パー3のティショットは、ピンの逆サイドにティアップして対角線に狙うと、アドレスにズレが起こりやすい。ピン側にティアップして狙う「3車線理論」をマスターしよう。
3車線理論の基本
車線に合わせて構えるとターゲットを向きやすい
対角線で狙うとアドレスで大きなミスをしやすい
パー3のホールを3車線に区切り、ピンのあるゾーンから目標を真っすぐ狙うメリットは、ターゲットに対してスクエアなアドレスがとれることです。
ピンと逆サイドにティアップして、対角線に目標を狙うという考え方もありますが、それでは“斜め"に構えているように感じてしまうので、アドレスのズレによるミスショットが出やすくなります。
また、会心の当たりで飛びすぎた場合、OB区域まで出てしまうような大きなトラブルにもなりがち。ティマークの位置によっては、どうしても“斜め"に狙わなくてはいけない場合もありますが、その場合でもティアップの位置を調節して、できるだけストレートに狙うようにしましょう。
ピンがある“車線”にティアップする
パー3のティショットを成功させるポイントは、グリーンとティグラウンドを3つに区切り、ピンのあるエリアから真っすぐ狙うことです。私はこれを「3車線」理論と呼んでいます。ラインを横切るような、急な車線変更は大叩きのもと。“ミス=事故”が起きにくい安全運転でパーはもちろん、バーディを獲りましょう!
ティアップの高さはアバウトではダメ!
ヘッド上部に当たると飛距離ロスになる

▲ティアップしたボールを急角度で打ち込むと、フェースの上部でヒットしがち。番手なりの飛距離が出なくなる
高すぎるティアップはNG

▲パー3が苦手な人は、ティアップしたボールに慣れていない場合が多い。とくに、ティが高すぎると芯を外して、ミスショットになる
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