飛ばし重視のスイングならいざ知らず、確実にスコアをつくるには、「安定第一、飛び第二」。コンパクトなトップからのスイングで、果敢にグリーンを攻めよう。
写真=相田克己、田辺安啓/協力=ビームス&ウィンズ ステーション ゴルフ&ランニング
世界も日本もプロのトップはみんなコンパクト!?
レッスン=堀尾研仁 ほりお・けんじ
デビッド・レッドベターに師事し、02年からプロの契約コーチとして活動を開始。16年は「日本ツアー選手権森ビル杯」で塚田陽亮の優勝に貢献。多くのアマチュアの指導も行う。KEN HORIO GOLF ACADEMY主宰。
カタチをマネして感覚をつかもう!コンパクトトップの3ヶ条
手の高さや位置、ワキの締まり具合など、自分のトップがどうなっているかを確認してみよう。お手本は日本でも活躍する韓国のトッププロ3人だ

李知姫
1ヶ条
腕が10時の方向を指す
2ヶ条
手が右肩の真上、頭の右横〜斜め上
3ヶ条
左ワキが締まっている
韓国ではジュニア時代からコンパクトなトップが教え込まれている

[左]イ・ボミ [右]キム・ハヌル
トップのカタチにゴルファーの技量が見えてくる
いま、世界の一線で活躍するプロゴルファーのトップは、みんなコンパクト。ゴルフ大国の韓国では、ジュニア時代からコンパクトなトップが教え込まれているそうです。
コンパクトなトップがなぜ大切か。それは、スイング中にクラブをつねにカラダと同調させられるから。振り遅れを防ぎ、狙い通りの球を打つ回数を、限りなく増やすことができるのです。トップが大きくなってしまうと、腕の運動量が大きくなりすぎ、振り遅れてのプッシュやスライス、ダフリといったミスが出やすくなります。ドライバーにも正確性はもちろん求められますが、グリーンを狙うアイアンは、より正確なショットが必要です。コンパクトトップをマスターすれば、スイングの正確性がアップ!80台を出すことはもちろん、さらなるレベルアップができるでしょう。
この記事が気に入ったら
SNSでシェアしましょう!