そのすべてがスコアアップにつながり、なんびとにも負けない最強ゴルファーになれる!人気絶頂のスーパーアスリート武井壮が教える、常識を覆す真剣ゴルフ上達法に、四国から弟子入りを志願する女子中学生が現れた!
[編集部] 今月はスペシャルゲストが来ています。
武井 ライオンですか?それともゾウ?
――いや、もっと小さいんですけど、ぜひ会いたいって。
武井 ネコでもリスでもボクは負けませんよ!
――動物じゃなくて、中学1年生の女の子なんですけど。
鴻上 四国から来ました。鴻上みらい、13歳です。
武井 こんなかわいらしい少女と戦うわけにはいきませんね。もし、仮に戦ったとしても秒殺ですよ。
――戦ってほしいんじゃなくて、みらいちゃんは武井さんのことが大好きで、これまで掲載した武井さんの教えを忠実に行っている武井信者なんですよ。
武井 それは間違いなく最強に近づいているでしょ。
鴻上 はい。武井さんのまねをしたら四国の強化選手に選ばれました。
武井 聞きましたか。やはり武井理論は最強なんですよ。ぜひ続けなさい。四国レベルじゃなくて全国、いや世界レベルになれるよ。
――武井さんの教えが最強ゴルファーへと導いていることを、スーパー中学生みらいちゃんが身をもって証明してくれているわけですが、みらいちゃんはもっと教わりたいということで、はるばる四国からやって来たんです。
鴻上 ぜひ、お願いします!
武井 オーケーオーケー。無敵の理論を伝授しましょう。
――まずですね。みらいちゃんはスタート前のウォーミングアップとして、武井さんのオススメ方法を実践しているんだよね。
鴻上 「アイアンを持って走る」「スタートホールまでカートを押す」をやっています。
武井 完ぺきじゃないですか。
――これから気温がどんどん下がって寒くなるんで、ほかにもカラダを上手にあたためる方法を教えてほしいんですけど。
武井 なるほど。冬場はしっかりカラダをあたためておかないとケガしやすくなりますからね。みらいちゃんはスタート前に練習するでしょ。
鴻上 はい。1カゴ以上は打つようにしています。
武井 そのときボールは、どうやってセットしてる?
鴻上 クラブでボールをマットの上にかき寄せて置いていますが。
武井 それはもったいないね。マットの上でもティアップするときでも、手でボールを持ったらスクワットしながらボールをセットしましょう。一回やってみようか。
鴻上 こうですか?
武井 それじゃダメ。前かがみになるんじゃなくて、腰を真下に落とす。
――武井さん。女の子なんだから、そんな足を広げるような格好はちょっと……。
武井 なにいってるんですか! 他人がやらないようなことこそが、他者と圧倒的な差をつけるコツなんですよ。
鴻上 きついですけど、カラダがあたたまってきました。
武井 みらいちゃん。これの効果はウォーミングアップだけじゃないよ。ゴルフ場の練習場だとひとカゴ30球くらいだから、スクワットを30回することになる。フィジカルも鍛えられる一石二鳥のトレーニングだよ!
鴻上 はい! わたし、普段の練習でもスクワットでボールをセットします!
武井 ベリーグッドだね! よし、もうひとつとっておきの上達法を教えちゃおう。スタート前に必ず体温を測ろう!
――体温とゴルフって関係あるんですか?
武井 体温というのは皮膚の表面の温度。寒くてカラダが冷えると毛穴が隆起して鳥肌になり、皮膚の面積が縮まります。筋肉は膨らんだり縮んだりするものなので、皮膚表面が縮んでいると筋肉の伸縮がしにくくなるから、いい動きができなくなってパフォーマンスが落ちるのです。
――へー。じゃあ、カラダをあたためて体温を高く上げておけばいいですね?
武井 いや、高ければいいというものではないので、毎回測って記録してください。そして、スタートから調子がいい日の体温を見極める。毎回その体温でスタートしていけば、ベストなコンディションでプレーできます。
鴻上 早速、今月のおこづかいで体温計を買います!
武井 いまは10秒くらいで測れる体温計があるから。体温が低いと思ったら軽くジョギングするとかストレッチを強めにするとかして、ベストな体温でスタートしてね。
――これはみらいちゃんの活躍次第で、スタート前に体温を測るゴルファーが急増しますね。
武井 いや、みらいちゃんのようにすぐにでも買いに行って、体温計はキャディバッグの常備品にするべきです!
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