レッスン

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足場が傾いているとき、迷います。傾きに逆らうのか、傾きなりに立つのか。真っすぐ飛ぶのか、曲がるのか。骨格の構造に詳しいプロが答えを出してくれました。


レッスン =木幡俊浩
●こばた・としひろ──1977年生まれ。PGAティーチングプロのほか整体師の資格をもつ。ゴルフフィットネスDream-001(茨城県水戸市)代表。



43歳。175cm、80kg。ゴルフ歴3年。平均スコア99。ミドルアイアンのスライスが悩みだがAWでスコアをつくる。

苦手
イメージどおりにクラブの動きを操れる

 左足上がりやツマ先上がりはフック、左足下がりやツマ先下がりではスライスするのがセオリーですよね。だからそれを計算して狙う向きを調整して臨むのですが、想定以上に曲がることもあれば、真っすぐ飛ぶこともある。ときどき逆球も出ますし……。計算どおり飛んでくれないと、安心して振れません!

▲曲がりすぎの原因は、いわゆる手打ち。平地で立つときと同様の安定した土台をつくれていないのが原因



苦手な理由
ヒザで踏んばると上体がうまく回らず手打ちになる

 傾斜地では平地で立つときと違う体勢になり、力のかかる場所も変わります。だから、いつもと同じようには振れません。

 左足上がりで垂直に、つまり傾斜に逆らって立つには左ヒザを曲げます。その体勢で安定感を重視すると、トップでは右股関節に体重が乗らず、右腰が引けて、クラブを手の力で下ろさざるを得なくなります。球が大きく曲がるのは、それが原因です。

 スイングの土台となるのは下半身。まずは平地でヒザ関節と股関節で上半身の重さを支える意識をもちましょう。そして傾斜地では、それと同じ感覚で立てるのか、そうでないのかで、対策を変えます。

罠にはまってます!
安心感のある顔でスクエアに構えやすい

シャローフェースで、構えたときに球が上がりそうな安心感がある。ややフックフェースだが、ヘッド全体の形状が左を向いているので、それほど気にならない。

[左]軸を保ってクラブを上げようとすると腰が引けてしまう
[右]左足上がりに逆らって立つと左ヒザがいつもより曲がる

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