レッスン

苦手克服集中レッスン 寒くて雨の日

雨具を着込んでティショット

2016/3/20 21:00

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防寒具を着込んだ状態でさらに雨具を着るなど、「冬の雨ゴルフはスコアを崩して当然!」には、しないためのテクをお教えします。
構成=長沢潤/写真=内田眞樹/協力=日神グループ 平川CC



レッスン=尾崎慶輔 おざき・けいすけ
1991年生まれ。「フィーリングを生かすためにも基礎づくりが大切」が、今回の指導のベース。徳島県出身。平川CC所属。



41歳、ゴルフ歴18年、170cm、78kg。雨は苦手。とくに濡れた地面から打つのが、むずかしいことを実感している。

山野さんのスイング














▲雨具を着込むなどちょっとした感覚が変わると、スイングのリズムが乱れてミスが出る




苦手なシチュエーション

雨具を着込んでティショット





苦手な理由はコレ!

カッパや防寒具を着込むと回転しづらいためリズムが乱れる



▲雨具を着ると胴回りの抵抗感、ワキの締まり具合の違和感が出て、トップが浅くなりがち



トップが浅くなると切り返しで上半身が早く突っ込んでしまう



 寒い日はただでさえカラダが硬くなるのに、そのうえ雨が降ると防寒ウエアや雨具を着込むので、動きが小さくなりがちです。薄手のウエアでも違和感をもってしまうと、いつもどおりに動けなくなってしまいます。
 カラダが硬くなると動きづらいので、スイングが捻転不足になる。バックスイングで大きく回れず、いつもより浅いトップになるため、切り返しで腰の動きと同時に肩や腕も一緒に動き始めてしまいます。こうなると上半身が突っ込んでしまうので、手打ちになりヒッカケやスライスが出たり、ダフリ、トップも起こりやすい。

 動きにくい雨具や防寒具を着た状態でも、捻転を補うコツを紹介しましょう。

▲トップが浅いと肩と腰の捻転差が小さくなり、ダウンスイングで肩と腰が一緒に回ってしまう





苦手克服方法

トップでワンテンポ待って捻転を促す



ヒールアップすれば捻転を補うと同時にリズムもとれる



 動きにくい状態を前提として、リズムよくスイングすることを考えてください。捻転が浅いことで引き起こされる悪いパターンは切り返しが早くなること。それを防ぐためには、トップでワンテンポおく意識をもちましょう。通常よりゆっくりしたリズムで切り返すことに集中してください。

 ふだんはヒールアップしない人も、寒い雨の日はトップで左カカトを上げると、そのぶん捻転を深くできます。そしてスイングのリズムに合わせてカカトを踏めば、切り返しの打ち急ぎも防げます。

▲トップでひと呼吸おくと、その間に上半身がさらに回り、上下の捻転差が作れる



▲ヒールアップするとそのぶんトップが大きくなる。カカトを下ろすことで切り返すタイミングがとれるので、リズムがうまくとれる

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