レッスン

苦手克服集中レッスン
〜傾斜地からのアプローチ〜

左足下がりでピンまで30ヤードのバンカーショット

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バンカーから出せるようにはなったけど左足下がりやカチカチの砂はまだ苦手。そんな状態から脱出しよう!
構成=長沢潤/協力=千葉セントラルゴルフクラブ





レッスン=平田秀昭 ひらた・ひであき
1979年生まれ。所属コースのコースレコード59をもつ。ラウンドレッスンでは、いまの技術のままスコアをよくするノウハウをていねいに伝授している。千葉セントラルGC所属。



158cm、ゴルフ歴4年。平田プロのレッスンを受けはじめて1年半。今年競技デビューを果たした。練習は週3回。

大石夏栄さんのスイング















「球を上げたい、ヘッドを強く下ろしたい」という思いからヘッドがかなり手前から入っている


苦手なシチュエーション

左足下がりでピンまで30ヤードのバンカーショット





ミスのパターン

ボールを上げたい気持ちが強くてすくい上げている



▲「球を上げたい」と考えると、カラダの軸を右に傾けてアッパーに振ろうとする。それではボールのかなり手前にヘッドが入るので飛距離が出ない



◇ ◆ ◇ ◆ ◇


右足体重や軸を右に傾けると激しくダフってしまう



「バンカーからは球を上げなきゃ」とばかりに、必要以上に高い球を打とうとする人が多いと思います。しかし、球を上げるのはロフトの役割。クラブはいつもどおり上から下ろせばいいのです。

 ボールに直接ヘッドを当てず、少し手前の砂に入れる感覚です。ヘッドが砂に入る位置が安定するように、上から下ろしてください。

 そのセオリーを理解していないと「球を上げるには下から上へ振る」イメージで、右足体重でカラダの軸を右に傾けてしまいます。そうすると軌道は、ボールのかなり手前の砂の中を通ることになるので、激しくダフるのは当たり前です。

▲ボール直前に線を引いて打つと、ヘッドが線よりかなり手前から入っているのがわかる。軸を右に傾ければ軌道は、ボールの手前の砂に当たるのが当然なのだ





苦手克服方法

ボール直前にラインを引きボール直前にラインを引き



軸を左に傾けクラブを上から左下に振り抜く



 ピンまで30ヤード、バンカーの縁まで10ヤード近くある状況です。しかも、左足下がりなのでダフリやすい。でも、バンカーから出ないミスは、絶対に避けたいところです。対策としては、左足に体重を乗せ、軸を左に傾けて構える。そして、その傾きをキープしてスイングします。右カカトを上げたまま振ると、スイング中に左足体重をキープしやすくなります。

 ヘッドはボールの少し手前に入れますが、かなり手前から入るとダフってしまいます。ヘッドを上から入れることで、砂に入る位置を一定にしましょう。バックスイングで少しアウトサイドに上げると、上からヘッドを落とせます。そして、フォローではボールの左側の砂を取りながら、しっかり振り抜いていけば、ボールは自然と上がります。

▲ボールの手前にヘッドを入れてボールの先の砂を削り取って振り抜いていく。軌道の最下点をボールの先にする



▲左足下がりの傾斜に沿って軸を左に傾ける。低く打ち出せる状況なら、ダウンスイングで左に突っ込んでもいい



▲軸を左に傾けて打つため、右カカトを上げたまま振るといい

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