レッスン

アイアン・アプローチ・バンカー
コースで超役立つ
状況別打ち方

ショット編
状況別の基本は“曲げる打ち方”!
フック打ちは「低く」「飛ばす」につながる

  • LINE
 ドライバーなどの普通の連続は雑誌やネットで見られる。でも特別な状況からのショットはなかなか見られない。「いったい、どうやって打っているか?」。コースで役立つ状況別のプロテクを、たっぷりお見せしましょう!


状況別レッスン
平塚哲二
●ひらつか・てつじ――1971年11月6日生まれ、41歳。173cm、80kg。ツアーきってのワザ師。数多い引き出しのなかから、状況別に絶対に必要なテクニックを伝授してくれる。京都府出身。甲賀CC所属。

連続写真解説
石井 忍
●いしい・しのぶ――ツアープロから指導者へと転身。コーチ業だけでなく金田久美子や原口鉄也のキャディを務めるなど、精力的に活動中。プロとアマの両面を知り尽くした教え上手。1974年生まれ、千葉県出身。

ショット編
状況別の基本は“曲げる打ち方”!
フック打ちは「低く」「飛ばす」につながる

インテンショナルフック

▲ピンまでの距離は約170ヤード。3選手とも7Iを使用。木の上を狙うと枝に当たりそうなので、右へ打ち出して左に約50ヤード戻す大きなフックでグリーンを狙う



 今回取り上げた11の状況の打ち方をマスターするにあたり、まずはボールを曲げるインテンショナルショットから解説します。なぜならば、特殊な状況を打破するために必要なスイングやインパクトは、フックやスライスをかけるイメージが基本になるからです。たとえば、フックを打つイメージをもち、それにアレンジを加えると、低い球や飛ばす球筋がつくれます。

 ボールを確実に左へ曲げるには、カラダの向きは目標の右、フェースは目標に向けて構えます。そのスタンスの向きに沿ってスイングしますが、手を使ってインサイド・アウトに振らないように注意。必ずカラダの回転を使い、胸の正面にクラブがある状態で振ってください。

チェックポイント
●アドレス
 右を向く。フェースは目標に
●スイング
 フラットなインサイド・アウト軌道
●インパクト
 ややハンドレイト

右腕とクラブを一直線にしてフェースを返す!
後方

正面

積極的なフェースターンを使って、ボールにフック回転をかけるタイプ。インパクト後に右腕とクラブを一直線にすると、フェースは大きく返っていく。右ヒザが目標方向に流れるのを防ぎ、カラダとクラブヘッドが引っぱり合うようなカタチをつくるとフックがかかる

平塚哲二
●ひらつか・てつじ――1971年11月6日生まれ、41歳。173cm、80kg。11年パナソニックオープンなど通算6勝。京都府出身。甲賀CC所属。

フォローでシャフトを立てて高さを出す
後方

正面

シャフトが真上に立つフォローに注目。ハンドレイト気味にヒットして、フォローでシャフトを立てるのも、フェースを積極的にターンさせて、ボールにフック回転をかけるテクのひとつ。ハンドレイトのインパクトは、グリーンで止めるために必要なボールの高さも出せる。

金 庚泰
●キム・キョンテ――1986年9月2日生まれ、26歳。177cm、74kg。10年賞金王、12年フジサンケイクラシックなど通算5勝。韓国出身。新韓銀行所属。

右ヒジをカラダに近づけカラダの回転で打つ
後方

正面

フックは重心を下げて構えることも大切。そして、スイング中は両手はつねに胸の正面に置いてカラダの回転で打つ。これは右ヒジをルーズに使わないのがポイント。右ヒジをカラダから離さずに振れば、フックの逆球のスライスが出てしまう振り遅れやフェースの開きを防げる。

小林正則
●こばやし・まさのり――1976年2月14日生まれ、37歳。186cm、82kg。11年はとおとうみ浜松、12年はパナソニックと2年連続優勝。千葉県出身。フリー。

テーマ別レッスン

あなたのゴルフのお悩みを一発解決!

注目キーワード
もっとみる
閉じる