松山流ショートアイアンの打ちこなし術(1)

正確無比なライン出しは"手を振ら"ないスイング

手元は胸の前。手首を使わずにボールを運ぶ

　アマチュアにとくに見習ってほしいのは、松山くんのショートアイアンのスイングです。ヘッドスピードがあまりにも違うので、ロングアイアンを彼のように打つことはむずかしくても、精度を重視するショートアイアンであればマネできます。

　松山くんのアイアンショットは普段からフェースローテーションが多くありませんが、ショートアイアンではそれがとくに顕著です。極力フェースの向きを変えずに振り抜いていくフォローを見ると、球を「打つ」というよりは、ボールを目標方向へ「運ぶ」ことを強く意識しているのがわかります。

　下の2枚目の写真のように、手首を返さず、手元をカラダの正面に保ったまま、カラダの回転だけでボールを押し込んでいく動きは、ライン出しのお手本です。これには特別な柔軟性やパワーは必要ありませんから、誰にでもマネできますよ。(伊澤)








注意!

手元を押し出すとフェースが開く

方向性を高めようという意識から、フォローで手元を…