トーナメント中継のハイライトで、よく見かけるチップイン。アマチュアにはなかなか決まらないが、高確率で決める方法があるという!ツアー解説でプロのチップインを多く見ているタケ小山に秘訣を聞いてレッスンを受けたら、なんと!アマチュアがいきなり入れてみせた!チップインはまぐれじゃないのです!
写真=相田克己/協力=木更津カントリークラブ
レッスン=タケ小山
本名=小山武明(こやま・たけあき)/1964年生まれ。テレビ解説やラジオ番組などでマルチに活躍中。6月に行われた道東オープンでは、レギュラーツアーにも出場するプロたちを抑え、堂々の3位フィニッシュ!
練習ラウンド中の藤田光里に「カラーからチップインして」とリクエスト。多くのアマチュアがパターで打ちそうな状況なのに、藤田は迷わずSWを手にし、見事にチップインを決めた!じつは、SWで打つのがチップインの極意?タケさんどうですか!?
SWは寄せられるが、入れにいくと難しくなる!
上の状況で藤田光里プロは迷わずSWを手にしたようですが、アマチュアは入る確率が下がるでしょうね。なぜならば、グリーンが大きく違う。プロのトーナメントのように硬くて速いグリーンは、SWでの高さやスピンを使わないと寄りませんが、アマチュアがプレーする普通のグリーンは、ランを使って寄せられるクラブを使うべきなのです。
また、プロほど正確にミートもできないので、SWで打ったらどうなるか?振り幅を大きくするぶん、インパクトでゆるんで打球が弱くなってしまったり、芯を外しやすくなる。さらには、トーナメントのグリーンに比べると柔らかいぶん、ボールが止まってショートするはず。カップを狙い打つチップインとはほど遠い結果になってしまうので、小さな振り幅でも飛ばせる「ロフトが立ったクラブ」のほうが簡単確実。ランも出しやすいですからね。
寄せるじゃなく「入れる!」と決断する
「寄せる」と「入れる」。気持ちのもち方で結果は大きく変わってしまう。チップインを狙うときは必ず「入れる!」と決断するのが成功させる第一歩。寄せようとした延長での「入った」は、単なるまぐれでしかないのだ。
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