レッスン

2013/10/16 16:23

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バンカーはとにかく経験!
ジョウロとSWを持って近所の公園の砂場を完全制覇しろ!

そのすべてがスコアアップにつながり、なんぴとにも負けない最強ゴルファーになれる!
人気絶頂のスーパーアスリート武井壮が指導する、常識を覆す真剣ゴルフレッスンをとくとご覧ください!


砂遊びをバカにしちゃいけない。砂で遊んだ経験がないヤツほど、バンカーに苦手意識をもってしまう。砂に触れ、ウエッジをスコップ代わりにいじり、砂をとことん知りつくすことが、バンカー上達の第一歩だ!

[編集部]今月はグリーンまわりのバンカーについてですが、武井さんのようにショットが上手だと、あまりバンカーに入りませんよね?

武井 そうですね。うまく避けるようにしていますし。ただ、ボク自身は、避けて迂回したりはしませんけどね。

――武井さん自身?

武井 はい。ボクは歩き進むルートにバンカーがあったら、ジャンプで飛び越えてしまいますから。

――そうでしたね。ものすごいジャンプ力ですもんね。では、バンカーはあまり得意ではないのですか?

武井 いいえ。そこは入ったときのために、ぶ厚い経験をきちんと積んでいますよ。「やればやるだけうまくなる」。ゴルフはその最たるものです。

――でも、バンカーってなかなか練習ができないですよね。

武井 そんなことはないです。自分ちの近所の公園にも砂場くらいはあるでしょ。

――公園の砂場で、バンカー練習はまずいですよ……。

武井 なにもボールを打つだけが練習じゃありません。ジョウロとSWを持って砂場で遊んでください。

――いい大人が砂遊びですか?

武井 ゴルフってすべてが遊びですよ。悪い意味での「お遊び」ではなく、いろんな状況からいろんなボールを打つ遊び。ボーボーのラフもペッタンコの芝も、ここからどうやって打つのかを遊んで楽しむスポーツなんです。

――遊ぶつもりでいろいろ試し、たくさんの経験を積んだ人ほどうまくなるって、武井さんいっていましたもんね。

武井 そのとおり! むずかしいと思うことはやめて「どうなるんだろ?」というワクワク感をもって遊ぶんですよ!

――で、公園の砂場ではどんな遊びをするんですか?

武井 ウエッジをスコップ代わりにして、砂をかき集めたりほじくったりしてください。すると、砂の固さや抵抗がわかる。ジョウロで水をかければ雨が降って締まったときや、それが渇いてカピカピになった状態もどんな感じかがわかります。

――なるほど。砂に慣れることが大事なんですね。

武井 バンカーが苦手な人は、砂がどんなものかを知らないから不安になったり、怖くなっちゃうんですよ。普通にスイングすれば出せるのに、そういうネガティブな心理状態になると「特別なことをしなくちゃ」とか余計な考えが入るからミスをしてしまう。

――そうなんですよね。たまにバンカー練習ができるとき、アプローチのように普通に打ってみると、結構高く上がるしちゃんと出ますからね。

武井 出すだけでなく寄せるとなるとバンカー用のテクニックが必要ですが、それも普段から砂を踏んでいる、触っているとか馴染みがあると安心できるから成功する。「あっ。この砂は、あの公園と同じ感覚だ」という要領です。

――だったら、いろいろな公園に行ったほうがいいですね。

武井 公園の砂もゴルフ場と同じで粒の大きさも固さもさまざまですから、散歩がてらに近所の公園すべてを制覇してください! ボクならトレーニングも兼ねて、ダッシュを取り入れながら六本木から代々木あたりの公園まで制しますね。

――バンカーが上手になって下半身も鍛えられる。相変わらずムダのない日常ですね。


砂場に行って砂を手で触れたり
ウエッジですくってみる

ジョウロは雨の日対策。水をかけて濡れて締まった砂の変化もチェック

砂で遊んだ経験があると、バンカーに入って砂を踏んだ瞬間にその砂がどんなものかがわかる

ウエッジとジョウロを持って公園の砂場で遊ぼう。バンカーの砂はいろいろなので1 カ所の砂場では足りない。公園から公園をはしごしてすべての砂場で遊び、砂への知識と経験を増やそう。「ボールは絶対に打っちゃダメよ」( 武井)

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