ゴルフの次にアイススケートが得意！
米澤有のアイアンでぶ厚いインパクトを作る方法

写真＝小林司／協力＝埼玉アイスアリーナ、OGMゴルフプラザ伊奈

Yu Yonezawa
よねざわ・ゆう／1989年7月19日生まれ。168cm。B型。12年プロ入り後、ステップアップツアーを中心に活躍中。大阪府出身。フリー。


　プロになる前に、アナウンサーを目指した経歴などで注目を集めた米澤有さん。プロになってからの4年間を振り返ると「ゴルフをしてきたなかで、一番つらい時期だったと思います。プロは結果がすべてだと考えているので、なかなか結果が出ないと焦ってしまいます」。とくに今が"どん底"の状態らしい。

　しかし、希望はしっかりもっていて、来年は自分を見つめ直し、とことんゴルフと向き合う1年にしたいという。「こんなダメな自分でも、たくさんの人に支えてもらっているのを感じています。本当に嬉しいし、感謝しきれないです。うまくいかなくて苦しいけれど、絶対、今を乗り越えてツアーで活躍して恩返ししたいです！」と、強い決意を語ってくれた。来季こそは本来のゴルフを取り戻し、一皮むけた新生"米澤有"の活躍に期待！みなさん、16年はこの子から目が離せませんよ！

どんな逆境でも絶対乗り越えてみせます！

アイアンで、ぶ厚いインパクトを作るには

フィニッシュまで一気に振り抜く！

　ワッグル読者のみなさん、はじめまして！米澤有です。最近、アマチュアの方とラウンドしたときに気づいたことがあります。みなさん、アイアンで打つときにインパクトでボールに合わせにいっていませんか？ボールに当てることに気をとられると、手先が悪い動きをして、ヘッドの入る位置が安定しません。薄い当たりになるばかりか、ダフリやトップの原因になってしまいます。そこで、簡単に、ぶ厚いインパクトを作る方法をレッスンしますね！

　まず、トップからフィニッシュまで、減速することなく振り切りましょう。「一気に振り抜いたら、そこにボールがあった」というのが理想です。自由に動いてしまう手先ではなく、カラダ全体で振れるので、同じ軌道を描きやすくなります。軌道が安定したら…