奥田靖己の「曲げない」ゴルフ(2)

ゴルフスイングで一番大事なのは、ヘッドに仕事をさせること。それにはカラダとヘッドの関係性を正しく理解することがポイントだ。
構成＝小山俊正／写真＝前田俊二／取材トーナメント＝ファンケルクラシック


レッスン＝奥田靖己 おくだ・せいき
1960年4月1日生まれ。176cm、76kg。1993日本オープン優勝などレギュラーツアーで6勝。シニアツアーでも2勝を挙げている技巧派。独自の理論に定評がある。大阪府出身。ユニテックス所属。

カラダは"小さく"ヘッドは"大きく"動かそう

大きな円の中に自分がいるというイメージで振る

　年をとると柔軟性が低下し、カラダが回りにくくなる。それをカバーしようとしてカラダを無理に大きく動かすと、スエーしてミスになると奥田はいう。

「イメージは惑星の"土星"です。土星には外側に環(輪)がありますよね。ゴルフのスイングも外側でヘッドが大きな円を描いて回っている。その円の中に自分がいる、というイメージが重要。結果、カラダは…