芹澤信雄の「賢い」スコアメーク術(1)

グリーンまわりのアプローチで、"もったいないミス"をしてスコアを落としている人が多い。ベテランになっても同じようなミスを繰り返す人芹澤流のテクニックを参考にしてほしい。
構成＝小山俊正／写真＝前田俊二／取材トーナメント＝ファンケルクラシック


レッスン＝芹澤信雄 せりざわ・のぶお
1959年11月10日生まれ。173cm、70kg。レギュラーとシニアで通算6勝。卓越したスイング理論で多くのプロを優勝に導いている。静岡県出身。TSIグルーヴアンドスポーツ所属。

アプローチの決め手は左腕とシャフトの "一体感"

手首を使わずにボールを払い打てばミスなく確実に寄る

　年を重ねてラウンド経験が豊富になると、アプローチの判断力が身につく反面、場慣れし "丁寧さ" がなくなってしまう、と芹澤は指摘する。

「場慣れすると、感覚に頼りすぎて "これでいいや" と適当に打ってしまう。そのせいで手首を使いすぎ、しゃくる動きが生まれてしまうのです。このミスを防ぐには…