レッスン

苦手克服集中レッスン 〜ランニングアプローチ〜

グリーン手前のラフ。ピンまで25ヤード

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寄せの基本!といえばコロがし。だけど、オーバーやショートしてしまう。距離感って、どうすれば出せるの?
構成=長沢潤/協力=JGM霞丘ゴルフクラブ



レッスン=込山郁哉 こみやま・ゆうや
1979年生まれ。2007年ティーチングプロB級取得。求めているスイングを見抜いてそれに合う的確な指導が好評。JGM霞丘GC所属。



ゴルフ歴6年。161cm。得意なUTを駆使して100切り近くまでいくが、問題はグリーンまわり。いつもミスを犯してしてしまう…。

小松さんのスイング














▲25ヤードにしては振りすぎ。問題は距離感のなさではなく、アドレスを変えることで改善できる




苦手なシチュエーション

グリーン手前のラフ。ピンまで25ヤード





ミスのパターン

小さく振るための構えができていない



▲イメージした振り幅はこのくらい。だが、構え方が悪いため、さらに振り上げてしまった



手首のコッキングを使うから飛びすぎてしまう



 25ヤードのランニングアプローチでの番手選択は、8番アイアンをオススメします。というのも、8番アイアンでのコロがしは、パターで打ったときの飛距離とほぼ同じで、距離感が出しやすいからです(昔は7番でしたが、現在はロフトが立ったアイアンが増えたので8番が適当)。

「パターと同じ」ということで、上の写真の振り幅で振るイメージをもったのですが、下の写真のようにかなり大きくなっています。理由は、小さな振り幅で打つ構えができていなかったから。フルショットと同じスタンス幅では、自然と振り幅は大きくなるもの。そして、大きく上げると「飛びすぎる」と感じてゆるむので、ダフリやショートが出てしまいます。

▲スタンス幅が広すぎるため肩が大きく回る。さらに手首も折れたので振り幅が大きくなりすぎた





苦手克服方法

ヒールが浮いてトゥ側に当たるから飛びすぎない効果も



真っすぐ立つならボール位置を変える必要がある



 小さく振るには、構えも小さくしておきます。スタンス幅を狭くし、クラブは短く持って、ボールに近く立つ。これでパターと同じように、肩の動きで振るイメージが強まります。

 この構えは手の位置が高くなりますが、これが大切!ハンドアップといい、このカタチを作ることで手首の余計な動きが抑えられます。つまり肩のストロークで作る動き以上にヘッドが上がらなくなるので、イメージどおりの振り幅ができるのです。

 また、ハンドアップにするとクラブのヒールが少し浮いて、ボールが芯から外れたトゥ側に当たるため、飛びすぎも防げます。

▲スタンスを狭め、ボールの近くに立ってハンドアップにすると、小さく振る構えができる



▲パターのように肩のストロークでクラブを振る。手首の動きがなくなるとヘッドを低く動かせる



▲ハンドアップに構えるとトゥ側にボールが当たる。芯を少し外すことで、コロがりすぎが防げる

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