室田淳の「鉄人」ゴルフ(1)

2014年は59歳にしてレギュラーツアーの賞金シードに復帰。還暦を迎えた15年はシニアツアーで賞金王の最年長記録を樹立。今季も両ツアーで戦う鉄人ゴルファーの極意とは？
構成＝小山俊正／写真＝前田俊二／取材トーナメント＝ブリヂストンオープン


レッスン＝室田淳 むろた・きよし
1955年7月26日生まれ。180cm、80kg。レギュラー6勝、シニア15勝。15年はシニアで3勝を挙げ、2年ぶり4度目の賞金王に輝いた。群馬県出身。サメジマコーポレーション所属。

手首をやわらかく使ってボールを“弾き”飛ばそう

手首を正しく使えば飛ばしはもちろんゴルフ寿命も長くなる

　硬くなったカラダを無理して回すと、肩や腰を痛めたりして、思わぬケガにつながる。これではゴルフを長く楽しむことができないし、飛距離も落ちる一方だと室田淳はいう。

「カラダの硬さを補うには、より積極的なリストターンを行いましょう。手首をできるだけやわらかく使ってヘッドを走らせ、ボールを“弾く”という感覚をつかむことが大切です。ポーンと弾くように打てば…