30歳を超えたいまも米ツアーの第一線で活躍し続けるトッププロたちには、それぞれにワザがある。そのワザをうまく取り入れて、レベルアップを目指そう。
写真=IJゴルフプロダクション
解説=吉本巧 よしもと・たくみ
1980年生まれ。14歳で単身フロリダに渡り、ツアープロ、プロコーチを経験。帰国後、スイングの研究に没頭。現在は茅ヶ崎でゴルフレッスンスタジオ99ゴルフスクールを主宰し、多くのアマチュアを指導する。兵庫県出身。
ダスティン・ジョンソン(32歳) Dustin Johnson
1984年6月22日生まれ。193cm、86kg。07年プロ転向。16年は「全米オープン」で、メジャー初タイトルを獲得、計3勝を挙げ、世界ランキング3位につける。PGA通算12勝(2016年1月14日現在)。
ダスティン・ジョンソンの超飛ぶ!招き猫打法
▲バックスイングからトップで左手首を内側に折って招き猫のカタチをつくる。その角度をキープしたまま下ろす
▲アマチュアがバックスイングで右ヒザをここまで伸ばしてしまうと、股関節がロックされてしまい、腰が回せなくなります。右ヒザは伸ばしすぎないように注意
まずはスイング連続写真をチェック!
▲この時点で左手首が手のひら側に折れ始める
▲左手が招き猫の手のようになる。この手首の角度を保ったままダウンスイング
▲トップで右足を伸ばして、股関節をロック。そこから一気にカラダを回旋させ、クラブの通り道を作る
▲インパクト直前でも、手首の角度がほぼキープされている。この時点で下半身はほぼ回りきる
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ダスティン・ジョンソンのドライバースイング(後方)を連続写真でチェック!
カラダを回してクラブの通る空間を作ることがマスト
注目すべきは手首の角度です。インパクトの直前でも、両手首の角度がトップと変わらずにキープされています。たとえば、何かモノを押すとき、手首は縦に90度折れますよね。最大の力を伝えるインパクトは、それと同じ原理です。インパクトまで手首の角度をキープして、フォローにかけてリリースさせていくと、最大級の力でインパクトできます。招き猫のように手首を曲げて、トップで完成。あとは下ろすだけです。
ただ、このスイングにはカラダの回転が必須。ダスティン・ジョンソンがなぜフックしないかというと…
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