沈み込み度No.1タイガー・ウッズ
▲インパクトまでに頭がひとつぶんくらい下がるが、前傾角は崩れていない。この沈み込みが、大きな飛距離を生み出す
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タイガー・ウッズのスイングを連続写真でチェック!
股関節を使うと飛距離を伸ばす沈み込みができる
前傾角がまったく変わらない選手に対して、切り返しからダウンで前傾が少しだけ深くなり沈み込む選手もいます。タイガー・ウッズはその最たる例で、頭を下げて打つのが特徴です。タイガーの場合、アドレスでできた前傾姿勢はほぼ変わっていない。それなのに大きく沈むのは、股関節を積極的に大きく使っているからです。
股関節は、大腿骨の先(足の付け根部分)についた骨頭が、骨盤の寛骨臼と組み合わさってできています。わかりやすくいうと、骨頭がボール、寛骨臼が受け皿のようなものです。ボールを受け皿に深く入れるのが「股関節を使う」ということ。深く入れることが、沈み込みへとつながります。
股関節は骨盤を前傾させると可動域が広がり動きやすくなるので、上体だけでなく骨盤も前傾をキープさせることがポイント。スイング中は、バックスイングでは右、切り返し以降は左の股関節に体重を乗せる。こうすると、飛距離を飛躍的に伸ばせる究極の前傾キープができます。
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