ツアーを席巻している「芹澤塾」(チーム芹澤)の面々。彼らはどのような練習をしてトッププロまで上り詰めたのか、本当にうまくなる練習法とはどんなものなのか、などを徹底取材!あなたも「芹澤塾」に入門して、一緒にうまくなりましょう!
構成=小山俊正/写真=前田俊二、中野義昌/取材トーナメント=フジサンケイクラシック、三井住友VISA太平洋マスターズ、ゴルフ日本シリーズJTカップ、森永レディス/協力=太平洋クラブ御殿場コース
芹澤塾には"3つの掟"があります!
芹澤塾の掟1
股関節に乗る!
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▲右足の付け根にズボンのシワができるように、右股関節を入れながら体重を右足内側に乗せる。右腰はスエーしなければいくら回してもOK!
まずは股関節を意識することからはじめよう
股関節は、立つ、歩くなど日常の基本動作をつかさどるカラダのなかでもっとも大きな関節であり、芹澤塾ではとても重要視しています。
「股関節に乗る」というのは、股関節を入れる、体重を乗せるといった意味を含むキーワード。くわしくは後述しますが、下の写真のような動きをベースにすれば、シンプルかつ効率のいいスイングが身につきますよ。
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▲左右の股関節に手を添えてV字をイメージしたら、足の付け根で手を挟むように下半身を動かす。このシャドースイングがとても大事!
芹澤塾の掟2
腰を切る
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▲ダウン以降、腰を切ってレベル(水平)に回す。このタイミングによって球筋の打ち分けができる。藤田も左腰が浮くクセがあり、課題のひとつだという
腰を切るほど飛距離も方向性もアップする
ゴルフスイングは回転運動であり、ダウンスイングからフォローにかけて腰を切る(回す)動きが不可欠。腰を切らなければカラダの回転スピードが上がらず、クラブを振るスペースも生まれないからです。この動きが苦手でうまくできないという人は、芹澤塾長の基本の練習法(2月22日公開)を参考にしてください。
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▲体重が左足に乗らずに左腰が引けてしまう人が多い。これではボールがつかまらず、スライスに!
芹澤塾の掟3
スクエアなインパクト
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▲左ワキをしっかり締めて腰を切りながらカラダの正面でボールをとらえる。藤田の正確無比なショットはこのインパクトから生まれる
スクエアに構えて動きも思考も単純化を図る
できるだけスクエアに構えてスクエアなインパクトをつくる、というのが芹澤塾長の教えです。打ち方も考え方も複雑にならず、シンプルになるぶん、悩みが少なくなるからだそうです。
アドレスには個人差がありますが、インパクトでフェースをスクエアにするのは必須条件。それには左ワキの締め、左への体重移動、レベルターンといった動きをチェックしましょう。
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▲ドライバーもアイアンも、インパクトはややハンドファーストになる(右)
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▲左ワキがあくと手元が浮いてしまい、スクエアなインパクトがむずかしくなる(左)
藤田寛之 ふじた・ひろゆき
1969年6月16日生まれ、45歳。168cm、70kg。昨季はつるやオープン、KBCオーガスタ、ダイヤモンドカップを制して、賞金ランク2位。福岡県出身。葛城GC所属。
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