今年の男子ツアーで元気なのが45歳前後の選手たち。長きにわたり第一線で活躍できるスイングのポイントをボクらも盗んでうまくなろう!
解説=中井学 なかい・がく
1972年生まれ。小誌でもおなじみのプロコーチ。確かな知識に裏づけされた明快な解説が人気。大阪府出身。
手嶋多一(45歳 172cm) てしま・たいち
1968年10月16日生まれ。日本プロで7年ぶりに優勝。18年連続して賞金シードをキープしている。福岡県出身。ミズノ所属。
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▲ドローで飛ばすには「ボールをつかまえる」ことが不可欠。そのための動きがの開閉だ。これができれば“軽く振ってるように見えても飛ぶ”スイングになる
[後方]
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▲肩に力が入っていない
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▲コックを使いタテに上げる
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▲フェースが開いている
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▲フェースターンでつかまえる
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手嶋多一のスイング(後方)を連続写真でチェック!
[正面]
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手嶋多一のスイング(正面)を連続写真でチェック!
フェースの開閉でボールをつかまえてドローで飛ばす
45歳というとクラブの進化を体験してきた年代。新しい機能を自分のモノとして生かすには、「カラダの回転とアームローテーションのバランス」に注目することがポイントです。
ドロー打ちの手嶋選手の場合、アームローテーション(フェースの開閉)を多く使います。上の写真を見ると、インパクト前後でヘッドが返っているのがわかるでしょう。これがボールをつかまえる動き。インパクト前にフェースが開いていることが大事です。さらに、コックを使ってクラブの運動量を上げ、飛距離アップにつなげています。
このように、手の操作は大切ですが、問題はカラダの回転とどうバランスをとるか。そこで参考にしてほしいのが、スイング中、下半身が止まることなく動いている点です。カラダを止めると球筋は途端に安定しなくなります。
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