グリップエンドを右下に押し込むと正しいコッキングができる
手首を意識しなくても正しいコックができる
パワーヒッターの渡邉彩香プロのスイングは、テークバックに注目。後方から見ると、ハーフウェイバックを過ぎたあたりからグリップエンドが見えてきます。ここには、正しいコックをつくるためのヒントが隠されています。
コックは手首を曲げる方向が大事、とよくいわれますが、グリップエンドを右下(飛球線後方)に押し込んでいくと、手首を折ろうとする意識をもたなくても、タテ方向に折れる正しいコックが簡単にできるのです。バックスイングできちんとコックを入れたら、ダウンでリリースをする。こうすると、渡邉プロの強さの秘けつでもある、長いクラブで簡単に高さと飛距離を出すショットが打てます。
さらに、強いパワーを生み出すポイントは、バックスイングでの右股関節の使い方にもあります。渡邉プロは、右股関節を右足の上に乗せるのではなく、右斜め上に動かしながらすべり込ませるように入れていく「切り上げ型」です。これは回転をイメージしながら股関節を入れられるという長所をもっています。だから、スムーズで大きなターンを使って振ることができるのです。(石井)
連続写真で解説
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渡邉彩香のスイング(後方)を連続写真でチェック!
渡邉彩香 わたなべ・あやか
1993年9月19日生まれ。172cm。今季のアクサレディス宮崎で初優勝をゲット。ロングアイアンも打ちこなすパワーヒッター。静岡県出身。ユピテル所属。
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