フェースの開きを抑え振り遅れを防ぐ
切り返し後の左腕の外旋で球をつかまえる
飛球線後方から見てよくわかるのは、フェースと腕の使い方の変化です。
以前のタイガーは、フェースをオープンに使っていたためか、振り遅れが目立っていました。それに加えて左ウエイトだったため、球をつぶしてスライス、というように見える動きが目につきました。スクエアに構えてドローを打つというイメージはわいてこなかったのではないかと思われます。
トップでのフェースの向きを比べてもわかるようない、新しいスイングでは以前よりフェースを閉じて使うようになりました。さらに、ダウンスイングでの左腕の外旋(ローテーション)で、フェースをかぶせるように使っています。
このふたつの動きにより、振り遅れを防ぎ、つかまりがよくなったことが新しいスイングの特徴です。よくあったプッシュのミスを減らし、飛距離をさらに伸ばすためには有効なスイング改造ではないかと思います。(石井)
2014年12月のタイガー・ウッズのスイング
▲以前よりフェースを閉じる意識が見られる
▲トップでフェースが閉じるようになった
▲クラブが立って下りてくるようになった
▲左腕の外旋でクラブを戻しインからヒット
▲腰の浮きがなくなり下半身に安定感がある
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タイガー・ウッズの新スイング(後方)を連続写真でチェック!
2011年6月のタイガー・ウッズのスイング
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タイガー・ウッズの以前のスイング(後方)を連続写真でチェック!
タイガー・ウッズ Tiger WOODS
1975年12月30日生まれ、39歳。188cm、84kg。かつての絶対王者も昨年は未勝利に終わり、今年は選手生命をかけた戦いになる。カリフォルニア州出身。
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