「ハイドロー」とは、高弾道のドローボール。ツアーで指折りのドローヒッターが技巧派ならではのテクニックを明かす。
構成=小山俊正/写真=前田俊二、中野義昌
ドライバーの上級テクニックをマスター!
あこがれの球筋で大きく飛ばしたい!「ハイドローボール」
大きな飛距離とカッコよさが魅力だが難易度は高い
ターゲットに対して、やや右方向に打ち出されたボールが、高弾道を描きながら左に曲がって落ちる。この「ハイドローボール」は、大きな飛距離と見た目のカッコよさであこがれる人が多いが、難易度は高い。
ドローボールを持ち球とする河井博大、手嶋多一、塚田好宣の3人に聞くと、そのメカニズムを正しく理解することが先決だという。その真意とは?
【ハイドローの仕組み】
スイングは円運動フェースは"開いて閉じる"
正しく振れば打球はストレートに近いドローになる
「ゴルフのスイングは、ボールから離れて立ちますよね。すると、ヘッドの動きは直線運動でなく、必然的に円運動になります。それに加えて、ゴルフクラブはライ角やロフト角がついている特殊な道具で、グリップの延長線上に重心がないので、フェースは開いて閉じます。その結果、打球は“ストレートに近いドローボール”になるのが自然なんです」(河井)
つまり、正しいスイングをすれば、ボールには左回転、いわゆるフック(ドロー)回転がかかる。この基本を踏まえたうえで、3人のプロは、スイング軌道やフェースローテーションの量をコントロールして、ハイドローボールを打っていることがわかった。
◎ポイント1
インサイド・イン軌道が基本
インサイド(内側)からクラブを振り下ろし、開いたフェースを閉じながらインパクトする。これがドローの仕組みだ。
◎ポイント2
円運動で球をとらえる
円運動を体感するには…
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
ツアープロ直伝レッスンが見放題!ゴルフレッスン、最新ギア、トッププロのスイング連続写真を毎日更新!
この記事が気に入ったら
SNSでシェアしましょう!