グリーンが段差で分断されている、つまり狙うエリアが狭い。カップのある段に乗せたいのに、グリーンをはずすか、反対側に乗ってしまうのがほとんど。なぜだ!助けて!
構成=長沢潤/写真=高橋淳司/協力=JGMセベバレステロスゴルフクラブ
宮下芳雄 みやした・よしお
JGMオンコレチーフインストラクター。JPGAトーナメントプレーヤー。コースを使ったレッスンで楽しく早くうまくする。JGMセベバレステロスGC所属。
50歳。175cm、75kg。ゴルフ歴32年。ロングパットは苦手、とくに段差の下から上はイヤ!
苦手
カップのある段につけたい!それなのに…
2段グリーンではカップのあるほうに乗せることがセオリーですから、距離感を大切にして打っているのですが、なぜか逆に行きますね。上の段に落とす距離感で打ったのに、少し短くてコロがり落ちてくるとか…。すると下から上の段へのパットになってしまいますが、それが苦手です。2段グリーンでの距離感は本当にむずかしいですね。
小川さんのスイング
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▲2段グリーンの上の段を狙うと、目線が高くなり、球を高く上げる打ち方になってショートしやすい
小川さんの苦手な理由
距離の足し算引き算に見つけにくい要素が絡んでいる
段があると、段自体の高低差に意識を奪われ、その上や下にもあるはずの傾斜を甘く見がちです。また、段を上ってコロがすなら、平らなときよりもそれらの傾斜があるぶん距離はかなり長くなります。パッと見た距離と、実際に打つべき距離が段の高低差以上に大きく変わるのです。
もちろんうまく寄せるには知るだけでなく、経験を積んで感覚を養うことも必要でしょう。それまでは、パットならカップのある段に置けばOKと考えたり、ショットやアプローチの場合も上の段なら少し大きくてもいいなど、目標を少し広くして対処することをおススメします。(宮下)
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▲段の角度や上下段自体にある傾斜のことも考えて、落とし場所を決める。それにはある程度の経験値が必要
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