真下への強烈な踏み込みでパワーをボールに乗せる
平均280ヤードの飛ばし屋増田雄二さん
切り返しから徐々に体重を左足の真下の地面に乗せていく。インパクトの瞬間は全体重が乗っている
左サイドにカベをつくり体重をしっかり受け止める
平均270ヤードの飛ばし屋上部雷太さん
左ヒザの角度と向きをキープして、左脚で左サイドのカベをつくる。体重移動でつくったパワーを逃がさず打つ
体重を左足で受け止めれば強振してもスイングが崩れない
スイングのきれいな飛ばし屋は大きな体重移動を使っていますが、大きな力がかかってもバランスが崩れないから、飛距離が出て、しかも美しく見えるのです。増田さんは、右足から移る体重を左足の地面の真下に強烈に乗せる「踏み込み」タイプ。上部さんは、左脚のヨコにカベをつくって体重を逃がさない「受け止め」タイプ。どちらも左足でブロックした体重をパワーに変換し、ボールに乗せて飛ばしますが、簡単にまねるなら増田さんのように体重を真下へ乗せる上級テクよりも、上部さんタイプのテクがオススメ。クラブを右から左へ振るのと同じく、ヨコ移動のなかで体重を移し、受け止めるほうがアマチュアはマスターしやすいのです。
体重を受け止めるポイントは左ヒザ。ダウンスイングで下半身をリードさせたら、左ヒザの位置と向きはフォローまで微動だにせずにキープさせます。伸び上がるのも左へ流れるのもひたすらガマンして、そのままクラブを振り続けると、体重をボールに乗せるぶ厚いインパクトがつくれます。
「体重移動」と「ブロック」マスタードリル
左足を踏み出しながら打つ
左サイドのカベをつくって右足から移した体重を左足でブロックするには、ステップを踏んで振るドリルがオススメ。両足そろえたままトップまで上げたら、左足を目標の右前方に踏み出しながら振り下ろす。こうすると体重が確実に左足へ移るし、体重を受け止めながら振る感覚もわかる。最初は素振りで体感し、感覚をつかんだら実際にボールを打ってみよう。
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