レッスン

きれいに振る!飛ばす!スイング改造

コンパクトなトップのほうが効率よく加速できる

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ハーフウェイダウンをすぎてから一気に急加速

HC1.6松下健さんの加速度




加速度が一気に伸びるのはハーフウェイダウンをすぎてから。シャフトの動きのデータを見るとトップはコンパクト、インパクトはハンドファーストにきちんとなっている

最初は勢いがあったがインパクト前が伸びず

アベレージゴルファー大津威久さんの加速度




ハーフウェイダウンまでの加速度は松下さんより上がっているが、その後の伸びがなかった。シャフトのラインがトップで右に傾き、それが原因でハンドレイトのインパクトになってしまっている

脱力して切り返すとインパクト直前の加速度が伸びる
 大津さんのショットは飛距離も方向性も悪くないのですが、ハーフウェイダウンから加速度が伸びないのは、オーバースイングが原因です。オーバースイングは力を入れないとクラブが振り下ろせないので、切り返し直後こそ加速度が上がりますが、インパクト直前に伸びていきません。一方、松下さんはトップがコンパクトなので切り返しがスムーズ。それに加え、22ページでレッスンしたリキまない「自由落下」を使って切り返しているので、ハーフウェイダウンをすぎてからの加速度が理想的に伸びていきます。

 切り返しでの脱力は絶対に不可欠な要素ですが、これはインパクトにも関係します。切り返しでリキんでいるとインパクト前に力が入るので、肝心なインパクトでゆるんでしまう。きちんとゆるめておくと、インパクトでしっかり力を入れられるのでビシッとたたけるのです。


力を抜いておくと、手を上からたたかれてもピタッと止められる。スイングに置き換えるとインパクトで力を入れることにつながる


力が入っていると、上からたたかれたときに受け止められない。切り返し直後にリキむと加速度が落ちて、インパクトでゆるんでしまう


「インパクトでMAXスピード」マスタードリル

逆さ素振りからの普通素振りでヘッドの重みを感じながら振る

インパクト直前をMAXスピードにするには、クラブを逆さに持つ「逆さ素振り」をしたあと普通にクラブを持って再び素振りをしよう。この2ステップで振ると、ヘッドの重みをより感じられるが、このヘッドが重く感じる状態で、目標に向かって力を出していくように振ると、切り返し後ではなくインパクトに向けて徐々に加速度を上げるスイングがマスターできる。

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