Hint!1・どっしりと構えられるワイドスタンスにすると飛ぶ!
両足を肩幅より広げて、重心を下げて構える。上体を捻転するときは、胸を必ず下に向けたまま回転する
踏んばりの利く構えから胸を下に向けたまま振る
わたしはスタンス幅を広めにとる「ワイドスタンス」で構えますが、これは飛距離を伸ばす工夫のひとつです。ワイドスタンスは、重心が下がり下半身が安定するので踏んばりが利きます。踏んばれる体勢ができたら体重を右足に乗せ、左足へ移すウエイトシフトをきちんと行いながら、上体だけを大きく回します。
上体を回すときは、胸の向きに注意。胸が上を向くと、体重移動や捻転でつくったパワーが逃げてしまうので、必ず下へ向け続けることを意識しましょう。
スイング中に胸が上を向いてしまうと、ボールに大きなパワーを伝えられなくなってしまう
●木戸愛(きど・めぐみ)――1989年12月26日生まれ、23歳。172cm。12年サマンサタバサ優勝。神奈川県出身。ゼンリン所属。
Hint!2・右人さし指を伸ばしてミート率アップ!
右人さし指を伸ばしてスイングすると、フェースがどこを向いているかがよくわかる
スクエアなフェース向きを意識できる
正しいフェース向きでボールをミートするには、右人さし指を伸ばして打つドリルが効果的。右人さし指を伸ばしたまま振ると、フェースがどこを向いているかを感じやすいので、フェース向きを意識しながらボールが打てます。インパクトでのフェースが、目標を向くようになればOK。このドリルでつかんだフェースの向け方を本番で生かし、スクエアフェースのインパクトを身につけてください。
フェース向きを右人さし指で感じたら、インパクトでスクエアな向きになるようにする
Hint!3・ボールの10センチ右にヘッドを置いてアドレス
ヘッドを置いたところにスイングの最下点がくるように振る
アッパースイングでとらえて打ち出し角を最適にする
ドライバーではボールの10センチほど右にヘッドを置き、そこから始動しています。これはヘッドが上昇する過程でボールをとらえたいから。ヘッドを置いたところが最下点になるように振れば、アッパー軌道でボールに当たる。すると、適度な打ち出し角になって飛距離が伸びるんです。ボールを上げようとするとダフリやすいので、スイングするときは肩を水平に回すように気をつけてください。
肩を水平に回すイメージでスイング。右肩が下がらないように注意する
●松村道央(まつむら・みちお)――1983年7月22日生まれ、29歳。172cm、70kg。今季の中日クラウンズでツアー3勝目をゲット。埼玉県出身。吉野電化工業所属。
Hint!4・[レッスン用語解説]ワイドスタンス
両足を大きめに広げて構えること。ドライバーの場合、肩幅より外へ広げるくらいがワイドスタンスになる。踏んばりが利くため下半身の安定感が増すほか、大きな体重移動や上半身だけを回す深い捻転ができるなどの効果がある。
この記事が気に入ったら
SNSでシェアしましょう!