Hint!36・「後半に疲れてきたら・・・」ボールを胸で見るつもりでヒット!
胸に目があり、その目をボールに向けて打つと、カラダを正面に向けたインパクトができる
カラダを正面に向けておけばうまくミートできる
ラウンドの後半に疲れてきたときに一番出やすい欠点は、下半身の踏んばりが利かなくなることです。踏んばれないと、スイング中にカラダが流れやすくなってしまいますが、そんなときは胸についた目をイメージ。その目がボールを真正面から見るようにインパクトすると、カラダが流れたり前傾角が起き上がらなくなるのを防げます。
インパクトでカラダさえ正面を向けておけば、ボールをうまくミートできるので、ミスヒットが防げますよ。
疲れてくるとカラダが開いたり伸び上がったり(上)、ヘッドアップしてしまう(下)のでミスヒットが多く出る
●笠りつ子(りゅう・りつこ)――1987年11月4日生まれ、25歳。160cm。12年ヤマハレディース優勝。熊本県出身。京セラドキュメントソリューションズ所属。
Hint!37・腰痛ゴルファーはインパクト前だけ加速させて打つ
インパクト前まではゆっくりとしたテンポでOK。インパクト直前から加速させる
バックスイングも切り返しもゆっくりでOK
腰痛で思うように練習やスイングができないゴルファーは、スイングテンポを変えてみてください。バックスイングはカラダを大きく回しますが、テンポはかなりゆっくりでOK。切り返しもダウンスイングも同じくゆっくりにして、インパクト前から加速させます。
わたし自身、腰を痛めてスイングに悩みましたが、このテンポで振るようにしてから痛みもなくなりましたし、飛距離も以前と変わらず飛んでいます。
●豊永志帆(とよなが・しほ)――1990年5月6日生まれ、23歳。169cm。12年QTランキング 7位。シード権獲得を目指す。熊本県出身。フリー。
Hint!38・いまどきドライバーは打ち出し角が低くて飛ばない人がほとんど!
低スピンドライバーの性能を生かす打ち方で飛距離を伸ばそう
道具の進化で飛距離はいまだに伸び続けています。ところが、それがアマチュアのスイングにうまく反映されているかというと、必ずしもそうではありません。物理的な数値や計算では飛ぶはずなのに、思うように飛距離が伸びない。わたしが感じるその一番のデメリットは「打ち出し角が低すぎる」です。
この現象をつくり出しているのは“ロースピン化”が進んだドライバーに大きな原因があります。では、いまどきドライバーでは飛ばせないのか、というとそうではありません。もともと飛ばすポテンシャルはあるのですから、それを生かす打ち方をすればいいのです。
いまどきドライバーはどう振れば飛ぶか、そのヒントをレッスンしましょう。
Hint!39・[レッスン用語解説]打ち出し角
ヘッドがボールに当たったときにボールが飛び出していく角度のこと。その角度は、ヘッド軌道やスイングのスピード、クラブのロフト角やシャフト特性などが複雑に絡み合いながら形成される。最大飛距離を出すためには、適正な打ち出し角が必要となる。
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