02.バックスイングより
フォローが小さくていい
金田久美子
リクエストどおりに打った金田のスイングは、バックスイングよりもフォローが小さい。一番右のコマは打ち終わったあとの惰性の動き
小さいフォローはヘッドを自然に上から入れられる
ザックリ・トップ防止には、ヘッドを上から入れるダウンブローが不可欠です。アプローチもアイアンと一緒。フェアウェイだけでなく、ラフやベアグラウンドでも、ダウンブローがもっともボールにうまくコンタクトできる打ち方になります。
インパクトが安定しない人には、パターのようにヨコから払い打つ方法を指導する場合もありますが、SWでの払い打ちはザックリ・トップと紙一重。ダウンブローでヒットして、キャリーもスピンも適切にする。すると、ミスを防ぐだけでなく、同時に距離感もよくなります。
大きなフォローはうまく打てたときにショートしがち
フォローを大きくとるのは、ボールを高く上げるときだけ。高く上がると気持ちよく飛ばせたように感じるが、うまく打てたときほどボールは飛ばず、ショートしてしまうことが多い。
バックスイングの大きさよりも、少し小さなフォローをイメージ。小さすぎるとヘッドが地面に刺さるので、「少し」というのがポイント
03.出球を低く速く出す
ことに慣れる
グリーン上を「チュチュチュッ」と跳ねる球で寄せる
ザックリ・トップが多い人は出球がフワッと上がるのを好み、速く飛び出すことを嫌がりますが「チュチュチュッ」の寄せにチャレンジしてください。
「チュチュチュッ」とは、スピンの利いたボールを低く速く打ち出し、グリーン上を低くバウンドしていく球筋のこと。プロはこれを、ミスしたくないときに一番イージーな寄せ方として多用しています。出球を抑えて低く速く飛び出すことに慣れて、「チュチュチュッ」アプローチをマスターしましょう。
ハンドファーストのインパクトで出球を抑え、低く速く飛び出すボールを打つ。これに慣れるとミスヒットは激減する
この記事が気に入ったら
SNSでシェアしましょう!